観光やイベント体験をNFTで記録
九州旅客鉄道(JR九州)が、同社提供のNFTサービス「JR九州NFT」を、新名称「ネクスト フェイバリット シングス(Next Favorite Things)」として刷新すると2月25日に発表した。同サービス刷新にあたりブロックチェーン関連事業を展開するコネクティブ(Connectiv)が、技術面での支援を行ったという。なお同新サービスは、3月3日9:00に提供開始される予定だ。
今回の刷新により「JR九州NFT」は、NFTを「購入・取得する商品」として提供する形から、観光やイベント参加などの体験をデジタル上に記録・蓄積し、次の行動につなげる循環型のデジタルサービスへと進化するという。新サービスは「モノだけでなく、体験と瞬間を集める」をテーマに掲げている。
JR九州は2023年7月より「JR九州NFT」を展開し、鉄道、観光、商業、宿泊、イベント、IP連携などの分野と連動したNFT活用を進めてきた。これまでに参加ウォレット数は約8,000、発行NFT数は約20,500、実施企画数は54件に拡大しており、九州におけるリアル連動型NFT活用の事例として実績を積み上げてきたという。
今回のサービス刷新では、体験やNFTの取得履歴をデジタル上で記録・可視化し、蓄積された記録に応じて限定情報やクーポンなどの特典を提供する仕組みを導入する。これにより、「体験・取得」、「記録・蓄積」、「特典」、「再体験」という循環構造を実装するとのこと。
あわせて、サイトデザインの刷新やソーシャルログイン機能、プッシュ通知機能の追加などにより、スマートフォンでの利便性向上も図るという。また新機能として、取得したNFTのデザインの変化や、育成できる仕組みも導入される。
技術面では、コネクティブが提供するNFT生成・管理API「エヌエフティー ガーデン(NFT Garden)」を活用し、ブロックチェーンへの書き込みを実現したとのこと。これにより、NFTやソウルバウンドトークン(SBT)の発行・管理、スタンプ型の蓄積機能、クーポンやチケット機能、トークンゲート機能などを含む拡張性の高い機能群を、初期リリース段階から実装したとのことだ。
なおコネクティブは、今後もJR九州と連携しながら、機能アップデートやシステム改善、リリース後の運用・保守支援を継続する方針とのことだ。
参考:プレスリリース
画像:iStocks/Ket4up