BlackRockがS1修正提出
米資産運用大手ブラックロック(BlackRock)が、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のステーキング対応現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ2月17日付で提出した。
修正版に記載されたETFの名称は、初回に届け出された際と同じく「iShares Staked Ethereum Trust ETF(ETHB)」となっている。上場予定取引所も前回から変わらず米ナスダック(Nasdaq)だ。なお今回の手続きは修正第1弾(Amendment No.1)として、1933年証券法に基づき行われた。
修正版では同ETFの立ち上げにあたり、初期資金拠出者(シードキャピタルインベスター)のブラックロック・ファイナンシャル・マネジメント(BlackRock Financial Management)が、シードクリエーションバスケッツ(Seed Creation Baskets)を総額10万ドルで購入したことが追記された。
シードクリエーションバスケッツは、ETF設定時に信託へ初期資金を入れるための購入単位を指す。今回の10万ドルは、1口当たり25ドルで合計4,000口を購入した金額だという。
また同ETFのステーキング報酬については、同ETFの運営主体(スポンサー)アイシェアーズ・デラウェア・トラスト・スポンサー(iShares Delaware Trust Sponsor)の取り分と、主要執行代理人(プライムエグゼキューションエージェント)のコインベース(Coinbase)側の取り分の合計が、現時点でステーキング総報酬の18%に相当し、残りを同ETFが保持する旨が新たに記載された。
なお同ETFは、米デラウェア州法上のデラウェア信託受託者(デラウェアトラスティー)にウィルミントン・トラスト(Wilmington Trust)が、信託受託者(トラスティー)にブラックロック・ファンド・アドバイザーズ(BlackRock Fund Advisors)が指定されている。
また、同ETF保有のイーサリアム保管機関(カストディアン)にコインベース・カストディ(Coinbase Custody Trust)が、代替のイーサリアム保管機関にアンカレッジ・デジタル・バンク(Anchorage Digital Bank)が指定されている。さらに、同ETFの現金保管機関(キャッシュカストディアン)と管理者(アドミニストレーター)は、BNYメロン(The Bank of New York Mellon)が担う予定だ。なお、同ETFのステーキングプロバイダーの名称は記載されていない。
2024年7月、ブラックロック組成のイーサリアム現物ETF「iShares Ethereum Trust(ETHA)」がナスダックで上場した。その後、2025年7月にナスダックが同ETFにステーキング機能を追加するための規則変更案「19b-4申請書(Form 19b-4)」を提出した。
参考:SEC
画像:Reuters