ユニスワップ、連続型オークション「CCA」をイーサL2のBaseに正式デプロイ

新規トークンの初期流動性と価格発見を目的に設計

大手DEX(分散型取引所)ユニスワップ(Uniswap)開発元のユニスワップラボ(Uniswap Labs)が、「コンティニュアス・クリアリング・オークション(Continuous Clearing Auctions:CCA)」を、イーサリアムのレイヤー2ネットワーク「ベース(Base)」上に正式にデプロイしたと1月22日に発表した。

これにより、ベース上の開発者は、完全オンチェーンでトークンオークションを実施し、市場価格の発見や流動性の立ち上げを行えるようになる。

CCAは、新規トークンの配布や価格形成、初期流動性の確保を一連のプロセスとして扱うオンチェーン・オークションの仕組みだ。ユニスワップは、CCAについて「許可不要(パーミッションレス)で、無料で利用できる」と説明している。

暗号資産(仮想通貨)分野では、新規トークンの立ち上げにあたり、固定価格販売やダッチオークション、一回限りで価格を決定するオークション、ボンディングカーブ、中央集権的なマーケットメイカーなどの手法が用いられてきた。一方でユニスワップは、これらの手法について、価格の歪みやタイミングを狙った取引、直前のスナイピング、操作耐性の低さなどの課題があると指摘している。

CCAでは、こうした課題に対応するため、入札を時間に分散させつつ、時間の経過とともに清算価格を発見する仕組みを採用している。プロジェクト側は、オークションに割り当てるトークン供給量や期間、フロア価格(floorPrice)などの条件を設定する。参加者は、支払可能な予算と最大購入価格を指定して入札を行う。

オークションでは、各ブロックごとに(発行スケジュールで定められた)一定量のトークンが、最大購入価格の高い入札から順に配分される。清算価格は、そのブロック内のすべての参加者に共通して適用され、価格は時間をかけて発見されていくとしている。

またユニスワップによると、CCAのオークション終了後には、最終清算価格を基にUniswap v4の流動性プールが初期化される。これにより、トークンの配布と同時に流動性が供給され、取引を開始できる状態が整うという。

ユニスワップはCCAについて、オンチェーンで完結する価格発見と流動性構築を可能にする仕組みとして位置付けている。現在は、イーサリアム、ユニチェーン(Unichain)、ベースでデプロイが確認できるという。今後は対応ネットワークを拡大する予定とのことだ。

 

参考:ドキュメント
画像:PIXTA

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