コインベース、暗号資産デリバティブ取引所デリビット買収完了

CoinbaseがDeribit買収完了

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、暗号資産デリバティブ取引所デリビット(Deribit)の買収完了を8月14日に発表した。

今回の買収により、コインベースは現物、先物、パーペチュアル(無期限)、オプションといった取引商品をすべて1つのプラットフォーム上で提供可能になるとのこと。

発表によると、デリビットは昨年の取引高が1兆ドル(約146兆円)を超えており、7月には取引高が1,850億ドル(約27.1兆円)を記録したという。また、現在の建玉は約600億ドル(約8.8兆円)に達しているとのこと。

コインベースは5月8日、デリビットと買収契約を締結したと発表した。買収額は29億ドル(当時約4,163億円)で、その内訳は現金7億ドル(同約1,004億円)と、コインベースのクラスA普通株式1,100万株で構成されていた。株式は、5月9日時点のコインベース株価206.50ドルを基に計算すると、約22億7,150万ドル(当時約3,158億円)となっていた。

また買収完了に伴い、デリビット創業者ジョン・ヤンセン(John Jansen)氏とマリウス・ヤンセン(Marius Jansen)氏は、同社を退任するとのことだ。

参考:Coinbase
画像:iStocks/LuckyStep48

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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