トランプ一族のTMTG、最大120億ドルの証券登録

TMTGが最大120億ドルの証券登録

ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領のメディア企業トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ(Trump Media & Technology Group:TMTG)が、最大120億ドルとなる新規証券の登録を6月5日に発表した。

この新規証券の登録は、米証券取引委員会(SEC)へ「Form S‑3(S-3申請書)」にて発表同日に申請されている。

なおこの申請は、将来の資金調達に備えて事前登録を行う「ユニバーサル・シェルフ登録(Universal Shelf Registration)」となっている。これにより普通株、優先株、社債、ワラント、ユニットなどの証券が最大120億ドル分発行できるようになる。

また登録される証券には、既存株主が保有する最大8,465万7,181株の普通株式も含まれている。これらは将来転売可能な証券として登録されている。

なお発行した際の収益は、ビットコイントレジャリーの創設および一般的な企業目的に使用される予定である。

TMTGは5月27日、ビットコインの投資に向けて約25億ドル(約3,605億5,000万円)を調達すると発表していた。今回の動きはこれに続くものとなる。

また6月5日にTMTGは、ビットコイン現物ETF(上場投資信託)「トゥルース・ソーシャル・ビットコイン・ETF(Truth Social Bitcoin ETF)」の上場申請をSECへ行ったことを発表している。

なお同ETFは、トランプ大統領のSNS「トゥルースソーシャル(Truth Social)」に関連するもので、米フロリダ州拠点の資産運用会社ヨークビルアメリカデジタル(Yorkville America Digital)が運営(スポンサー)を務めるものとなっている。

参考:SEC書類プレスリリースプレスリリース2
画像:iStocks/paitoonpati

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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