Binance Japan、HODLer Airdropsで「サイン(SIGN)」の対応決定

HODLer AirdropsでSIGN対応

国内暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスジャパン(Binance Japan)提供のローンチプールサービス「HODLer Airdrops」における暗号資産サイン(SIGN)の取り扱い決定が4月28日に発表された。

国内における「HODLer Airdrops」取り扱い暗号資産はSIGNで10銘柄目だ。

SIGNの報酬受け取り対象者は、日本時間で4月15日9:00から4月20日8:59の期間中に、バイナンスジャパンの貸暗号資産サービス「Simple Earn」を通じて暗号資産ビルドアンドビルド(BNB)を寄託したユーザーとなる。

サインは、資格情報の検証とトークンの配布のためのグローバルインフラストラクチャを構築するプロジェクト。初のオンチェーン電子署名dApp(分散型アプリ)の「EthSign」やオンチェーンID登録および検証システム 「SignPass」、トークン配布プラットフォーム「TokenTable」などが提供されている。同プロジェクトのネイティブトークンであるSIGNは、同プロジェクトのユーティリティトークンとして機能する他、ステーキングおよびガバナンストークンとしても利用される。

「HODLer Airdrops」とは

「HODLer Airdrops」は、バイナンスジャパンが昨年12月に発表した新サービス「Launchpool(ローンチプール)」に属するプロダクト。バイナンスプラットフォーム上で対象となる新規プロジェクトが上場する際に、「過去」の定められた期間にBNBを寄託していたユーザーを対象に、寄託したBNBの割合によって報酬が付与されるサービスとなっている。

同サービスでユーザーが獲得できる報酬については、バイナンスグローバルの「HODLer Airdrops」では新規プロジェクトが発行する新規トークンとなっているが、バイナンスジャパンが提供する日本国内向けのサービスでは、これらの新規トークンをBNBに変換したうえで寄託契約に対する利息としてユーザーのウォレットに配布される。

具体的には、指定期間中に同取引所既存の貸暗号資産サービス「Simple Earn」を通じて、ユーザーはBNBを寄託する必要がある。

プラットフォーム内の「運用」をクリックし、BNBを検索。「Simple Earn」の銘柄一覧の中からBNBを選択し「サブスクリプション」をクリックする。これにより今後の「HODLer Airdrops」の対象者となる。

ただし、ユーザーのBNBロック額の残高は1時間ごとにランダムに取得され、時間平均ロック額が計算されるという。この「HODLer Airdrops」プロジェクトでは、過去に遡った期間を対象にスナップショットとして計算されるという。

報酬については、市場レートを基にバイナンスジャパンが定める価格にてBNBに換算され、換算完了後にユーザーの現物ウォレットへ付与されるとのことだ。

これまで「HODLer Airdrops」ではアニメコイン(ANIME)、ベラチェーン(BERA)、ソレイヤー(LAYER)、マイシェル(SHELL)、ゴープラスセキュリティ(GPS)、バブルマップ(BMT)、パーティクルネットワーク(PARTI)、バビロン(BABY)、ハイパーレーン(HYPER)が取り扱われてきた。

参考:バイナンスジャパン
画像:iStocks/anna

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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