RWA特化チェーン「Plume」、米大手投資会社アポロから資金調達

RWA特化チェーンPlumeが資金調達完了

実物資産(RWA)に特化したモジュール型ブロックチェーンを開発する「プルーム(Plume)」が、米大手プライベートエクイティ投資会社アポログローバルマネジメント(Apollo Global Management)から資金調達を完了したと4月8日に発表した。なお調達額は公表されていない。メディア「コインデスク(CoinDesk)」によると、アポログローバルマネジメントは「プルーム」に対して、100万ドル(約1.4億円)以上の戦略的投資を行ったと報じている。

「プルーム」は、EVM(イーサリアムバーチャルマシン)互換のモジュール型ブロックチェーンを開発しており、金融商品やカーボンクレジット、コレクティブルなど多様なRWAのオンチェーン化を目指している。

現在「プルーム」はテストネットで稼働しており、すでに1,800万以上の暗号資産(仮想通貨)ウォレットと200以上のプロトコルが統合されているという。また同チェーンでは、RWAを貸付、借入、スワップ、投資といったDeFi(分散型金融)における従来のユースケースへ応用する取り組みも進めているとのこと。

「プルーム」が今回調達した資金は、ブロックチェーン基盤の開発加速および、トークン化されたRWAをより多くのユーザーが活用できるエコシステムの整備に充てられる予定とのこと。また、前述したウォレットおよびプロトコルとの統合を含む「プルーム」エコシステムの拡大にも活用されるという。

「プルーム」は2024年12月に、2,000万ドル(現在のレートで約29億円)のシリーズA資金調達ラウンドを実施している。この調達ラウンドには、野村ホールディングスの関連子会社レーザーデジタル(Laser Digital)をはじめ、ブレバンハワードデジタル(Brevan Howard Digital)、ライトスピードファクション(Lightspeed Faction)、ギャラクシーベンチャーズ(Galaxy Ventures)、ハッシュキー(Hashkey)などが参加した。

参考:プルーム
画像:iStock/BadBrother

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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