リステーキングプロトコル提供「ビザンチンファイナンス」、3Mドル調達

Byzantine Financeが約4.5億円調達

パーミッションレス(許可不要)なリステーキングプロトコルを提供する「ビザンチンファイナンス(Byzantine Finance)」が、プレシードラウンドで300万ドル(約4.5億円)を調達した。メディア「ザ・ブロック(The block)」の記事を引用する形で2月25日に公式Xより発表された。

「ビザンチンファイナンス」は、複数のリステーキングプロトコルやAVS(セキュリティを借りたいチェーンやネットワーク)を統合し、ユーザーが単一のプラットフォーム上で多様なリステーキング戦略を実行できるリステーキングの集約レイヤー「アグリゲーションレイヤー(Aggregation Layer)」を提供している。

これにより、個人投資家および機関投資家は資本効率の向上やリスク管理の強化が可能となり、分散していたリステーキングエコシステムの断片化を解消できるとされている。今回調達した資金は、この「アグリゲーションレイヤー」の開発に充てられる予定だ。

なお同ラウンドは、ノードキャピタル(Node Capital)およびブロックウォールベンチャーズ(Blockwall Ventures)が主導し、アイゲンレイヤー(EigenLayer)やレイヤーゼロ(LayerZero)、レジャー(Ledger)、ライトシフト(Lightshift)、マスターキー(Masterkey)、キルンベンチャーズ(Kiln Ventures)など30社以上が参加したとのこと。

リステーキングとは、既にステーキングされたトークンを再度ステーキングし、担保として利用する技術。リステーキングを通じてステーキングトークンのセキュリティ機能を引き出し、分散型ネットワーク全体の安全性が向上される。

参考:ビザンチンファイナンス
画像:iStock/ChrisGorgio

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
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