コイントレード、ステーキングサービスで無期限・複利運用が可能に

コイントレードのステーキングサービスで無期限・複利運用が可能に

国内暗号資産(仮想通貨)取引所CoinTrade(コイントレード)提供のステーキングサービス「コイントレードステーク(CoinTradeStake)」において、「複利運用ステーキングサービス」の提供が2月5日より開始した。

ステーキングとは、コンセンサスアルゴリズムの「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」を採用するブロックチェーンで発行される暗号資産について、一定量のロックなどを行うことで取引記録のブロック生成プロセスに参加し、チェーンの安定稼働へ貢献することにより、報酬を獲得する行為。

そしてステーキングサービスでは、サービス提供事業者がユーザーから預かっている同サービス対象暗号資産のうち、同事業者が指定する数量につきステーキングを行い、その結果受領するステーキング報酬の一部を、ユーザーに付与するサービスとなっている。

コイントレードがこれまで提供していた「コイントレードステーク」は、有期プランとなっており、90日毎に更新などの対応が必要で、かつブロックチェーン特有のロック解除タイミングなどによるタイムラグがあったとのこと。また単利運用だったため、長期での運用のメリットが限られていたとのこと。

「複利運用ステーキングサービス」では、サービス利用の申請をすれば、ユーザーによる解除が実施されるまで永続的に運用が行わるという。さらにサービスで得られた報酬もステーキング対象となるため、複利での運用が可能になったとのことだ。

現在「コイントレードステーク」では、コスモス(ATOM)、ニア(NEAR)、アバランチ(AVAX)、イーサリアム(ETH)、ヘデラ(HBAR)、ソラナ(SOL)、ポルカドット(DOT)、テゾス(XTZ)、アイオーエスティー(IOST)、カルダノ(ADA)が取り扱われている。

なお国内暗号資産取引所が提供するステーキングサービスでは、手続き不要で、保有するサービス対象暗号資産の報酬が自動的に得られる形式が主流となっている。

参考:コイントレード
画像:iStocks/Who_I_am

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
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