ウィンクルボス兄弟の米ジェミナイ、IPO検討か=報道

米ジェミナイがIPO検討か

ウィンクルボス(Winklevoss)兄弟が運営する米暗号資産(仮想通貨)取引所のジェミナイ(Gemini)が、早ければ年内のIPO(新規株式公開)を検討しているようだ。匿名を条件にした関係者らからによる情報としてブルームバーグが2月7日に報じた。

報道によるとこのIPOの実施について最終決定は下されていないというが、ジェミナイは現在、上場に向けアドバイザーらと協議中とのこと。

米国市場はドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が米大統領に就任したことにより、規制が緩和され、現在IPOを計画中しているとされるステーブルコイン発行のサークル社(Circle)や暗号資産取引所のクラーケン(Kraken)といった暗号資産関連企業にIPOの機会が開かれるとの期待がされている。

これまで、SECは暗号資産関連企業のIPO申請に慎重だったが、トランプ政権はこの姿勢を転換し、ステーブルコインやその他の暗号資産に対する規制を緩和するかもしれないれないと米バロンズ(Barrons)誌が昨年12月4日に報じていた。

なお米ナスダック市場においてIPOを果たした暗号資産取引所は、コインベース(Coinbase)と国内で暗号資産取引所を運営するコインチェックの親会社コインチェックグループ(Coincheck Group N.V.:CCG)の2社のみである。

参考:ブルームバーグ
画像:iStocks/Cemile-Bingol

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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