エルサルバドルが準備金にビットコイン追加、保有量6,043BTCに

エルサルバドルの保有量が6,043BTCに

中米エルサルバドル政府による暗号資産(仮想通貨)関連の全プロジェクトを管理する機関「ビットコインオフィス(ONBTC:National Bitcoin Office)」が、同国の戦略準備金としてビットコイン(BTC)を新たに11BTC追加したとXにて1月20日発表した。

これによりエルサルバドルのビットコイン保有量は、6,043.18BTC(約963億円相当)となった。

エルサルバドル政府は昨年12月に、国際通貨基金(IMF)から14億ドル(約2,203億円)の融資を受ける条件として、ビットコインの利用拡大策の見直しと、公式デジタルウォレット「チーボ(Chivo)」への関与を段階的に縮小することで合意した。

しかしエルサルバドル政府は同月内に、今後もビットコインの購入を継続し、場合によっては購入ペースを加速させる方針を明らかにしている。そして、今月9日には新たに11BTCを購入した。

ちなみに「ビットコインオフィス」は、ビットコイン及びブロックチェーンなどに関する政策の策定を目的に、2022年にエルサルバドル大統領ナジブ・ブケレ(Nayib Bukele)氏の他、経済大臣および観光大臣によって設立された機関だ。

画像:iStock/moovstock

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

米DTCC子会社DTC、SECからノーアクションレター取得。規制下のトークン化サービス検証へ

米国の金融市場インフラを担うデポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(Depository Trust & Clearing Corporation:DTCC)が、子会社であるデポジトリー・トラスト・カンパニー(Depository Trust Company:DTC)について、米証券取引委員会(SEC)の取引市場部門スタッフからノーアクションレターを取得したと12月11日に発表した

スーパーステートがトークン化株式の直接発行プログラム公開、ソラナとイーサリアムに対応

金融テクノロジー企業のスーパーステート(Superstate)は、イーサリアム(Ethereum)とソラナ(Solana)のブロックチェーン上でトークン化された株式を、米SEC(証券取引委員会)登録の公開企業(上場企業を含む)が直接発行できる新プログラム「ダイレクト・イシュアンス・プログラム(Direct Issuance Programs)」を12月10日に発表した