香港ハッシュキー、ドバイでVASPライセンスの原則承認取得

HashKeyがドバイでVASPの原則承認取得

ハッシュキーグループ(HashKey Group)が、ドバイにて暗号資産サービスプロバイダー(VASP)ライセンスの原則承認IPA(in-principle approval)を取得したと1月13日発表した。

このライセンスは、ハッシュキーグループの中東・北アフリカ(MENA)地域法人であるハッシュキーミーナFZE(HashKey MENA FZE)が、ドバイの暗号資産(仮想通貨)規制機関VARA(Virtual Assets Regulatory Authority)より取得したものだ。

ハッシュキーミーナFZEが、IPAの後にVASPライセンスの最終承認を取得できれば、ドバイ首長国内および国外の個人投資家や適格投資家、機関投資家に対して、暗号資産取引サービスと暗号資産ブローカーディーラーサービスを提供可能になるとのこと。

また、この動きはハッシュキーグループの店頭取引部門であるハッシュキーOTC(HashKey OTC)にとっても、中東地域における規制対象サービスの拡大に向けた重要な進展になるとされている。

ハッシュキーグループは、香港に本社を置くエンドツーエンドのデジタル資産管理を行う金融コングロマリット。同社は現在、香港、シンガポール、日本、英国領バミューダ諸島、アイルランドでVASPライセンスを保有している。

またハッシュキーグループは昨年12月に、イーサリアム(Ethereum)の独自レイヤー2ネットワーク「ハッシュキーチェーン(HashKey Chain)」をメインネットローンチしている。同チェーンではネイティブトークン「HSK」が展開されており、ガス代(取引手数料)やガバナンストークンとして機能している。

なお、同チェーン構築には、「OPメインネット(オプティミズム)」の開発元OPラボ(OP Labs)が提供するソフトウェア「OPスタック(OP Stack)」が採用されているとのことだ。

参考:ハッシュキーグループ
画像:iStock/Jag_cz

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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