マラソンデジタルが第三者へビットコイン貸出し、追加購入で総保有量44,893BTCに

MARAが7,377BTC貸し出し

米ナスダック上場のビットコインマイニング企業マラソン・デジタル・ホールディングス(Marathon Digital Holdings:MARA)が、自社で保有するビットコインを第三者に貸し出していると1月3日に発表した。2024年12月31日時点で、7,377BTCを貸し出しているという。

なおこの貸し出しは、2024年12月の未監査のビットコイン生産および、マイニング作業の最新情報の一環として明らかにされたものである。貸出先については公開されていない。

MARAの投資家向け広報担当副社長ロバート・サミュエルズ(Robert Samuels)氏によると、今回のビットコイン貸し出しは、MARAのビットコインレンディングプログラムとして実施されており、信頼性の高い第三者との短期契約を中心に行われているとのこと。

また同プログラムは、一桁台の利回りを生み出しており、2024年を通じて継続的に運用されているという。そして長期的な目標は、運営費を相殺できる十分な利回りを確保することだと説明されている。

また今回の報告では、MARAが2024年にビットコインを平均価格87,205ドル(約1,375万円)で22,065BTC購入し、同社のビットコイン総保有量が44,893BTCに達したことも発表されている。

さらに、年末目標であったハッシュレート50EH/s(エクサハッシュ)を超えて53.2EH/sに到達したことや、12月のBTC生産量が890BTCであったことも報告されている。

なお、MARAはこれまでビットコインの追加取得や資金活用を目的として転換優先社債を発行し、資金調達を行ってきた。2024年12月2日の発表によれば、総額8億5,000万ドル(約1,288億円)を調達している。

参考:MARA
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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