ビットフライヤー、イーサリアム( ETH )ステーキングサービス25年初頭に開始へ

ビットフライヤーがETHステーキングサービス提供へ

国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットフライヤー(bitFlyer)が、イーサリアム(ETH)のステーキングサービス提供予定を12月27日に公式Xより発表した。

発表によるとサービス提供開始は2025年初頭とのこと。利率や利用方法など提供時期以外の情報は公開されていない。

ビットフライヤーは今月12月4日より、同社の新サービスとして暗号資産を活用した「定期貸しコイン」サービスを提供開始している。

一方で25日には国内暗号資産取引所Zaifが、ビットコインステーキングサービス提供に向け、プロジェクトを発足したことを発表している。

また18日には「メルカリ」提供のメルカリ社の子会社で、暗号資産やブロックチェーンに関するサービスの企画・開発を行うメルコインが、自社にてイーサリアムのステーキングを開始。これと同時に「メルカリ」では、イーサリアムを保有するだけでポイントが毎月自動でもらえる新機能が提供開始されている。

なおメルコインは同新機能について「無償ポイント定期付与サービス」と伝えている。

ちなみにステーキングとは、「バリデーター」と呼ばれるユーザーが、対象となる暗号資産を一定量保有(ロック)することで取引記録のブロック生成プロセスに参加し、報酬を得る行為のこと。暗号資産取引所が提供するステーキングサービスは、ユーザーからトークンをプールに集め、ネットワークにまとめて預け入れる形式をとる。そのためユーザーはステーキング参加に本来必要な暗号資産保有量を持たなくとも、少額でステーキング報酬が得られる。

なおステーキングは、コンセンサスアルゴリズムの「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」を採用するブロックチェーンで実行が可能となっている。コンセンサスアルゴリズムとは、暗号資産のブロックを追加する際の合意形成のアルゴリズムだ。

画像:iStocks/olegback・Who_I_am

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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