リップル社の独自米ドルステーブルコイン「RLUSD」がNYDFSより承認、近日中ローンチへ

リップル社のRLUSDがNYDFSより承認

米リップル(Ripple)社による独自の米ドル建てステーブルコイン「リップルUSD(RLUSD)」が、ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)から最終承認を得たようだ。このことは、リップル社のCEOであるブラッド・ガーリングハウス(Brad Garlinghouse)氏が自身のXアカウントから12月11日に報告している。

またリップル社の公式Xアカウントからも、「RLUSD」の近日中のローンチ予定が、ガーリングハウス氏のポストを引用する形で同日伝えられている。

同氏によると、「RLUSD」を取り扱う取引所や同ステーブルコインのパートナーについても、間もなく正式発表される見込みとのこと。

また「RLUSD」のローンチに関する第一報は、リップル社から伝えられるとのことだ。

「RLUSD」は、米ドル預金や国債、現金同等物で100%裏付けられたステーブルコインだ。XRPレジャー(XRP Ledger)とイーサリアム(Ethereum)のブロックチェーン上で発行され、ニューヨーク州の信託会社免許の下で運営されることになっている。また「RLUSD」の完全な透明性を確保するため、リップル社は監査機関BPMが実施する第三者監査による準備資産の証明結果を毎月公表するとのことだ。

リップル社による10月16日の発表によると「RLUSD」は、アップホールド(Uphold)、ビットスタンプ(Bitstamp)、ビットソー(Bitso)、ムーンペイ(MoonPay)、インディペンデントリザーブ(Independent Reserve)、コインMENA(CoinMENA)、ブリッシュ(Bullish)の7つの取引所や交換業者によって取り扱われること、そしてB2C2とキーロック(Keyrock)社が主要なマーケットメイカーとして「RLUSD」の流動性を提供するとも先行して発表されている。

画像:Reuters

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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