バイナンスのHODLer Airdropsで「Thena(THE)」取り扱い開始、シードタグ銘柄として上場も

HODLer AirdropsでTHE取り扱い開始

大手海外暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、エアドロップサービス「ホドラーエアドロップ(HODLer Airdrops)」において、暗号資産(仮想通貨)シーナ:Thena(THE)を取り扱うことを11月26日発表した。

「ホドラーエアドロップ」は、BNB(ビルドアンドビルド)保有者を対象に、バイナンスに上場予定の暗号資産をエアドロップ形式で配布するサービスだ。ユーザーは、バイナンスの貸暗号資産サービス「シンプルアーン(FlexibleまたはLocked products)」にBNBをサブスクライブ(預け入れ)することで、THEのエアドロップ受け取り対象となる。

なお、同エアドロップの受け取り対象者は、今月11月6日00:00(UTC:協定世界時)から同月13日23:59(UTC)までの期間にサブスクライブしたユーザーとのこと。

そして11月27日12:00(UTC)より、取引所においてTHEの取り扱いが開始されている。取引ペアについてはTHE/BTC、THE/USDT、THE/BNB、THE/FDUSD、THE/TRYとなっている。

なおTHEは、バイナンスではシードタグ銘柄として取り扱われるとのこと。シードタグは、他の上場しているトークンと比較して高いボラティリティとリスクの可能性を持つトークンを示すものである。

ちなみにシーナは、BNBチェーン(BNB Chain)及び、同チェーンのレイヤー2(L2)であるopBNB上に構築されたDEX(分散型取引所)兼、流動性レイヤーだ。

「ホドラーエアドロップ」でのTHEの取り扱いは、同サービスで2銘柄目。同サービスで初めて取り扱われた暗号資産はバナナガン:Banana Gun(BANANA)であった。

なお「ホドラーエアドロップ」では、ユーザーのBNB保有量の計算に上限が設けられており、この上限はエアドロップを実施する各プロジェクトごとに異なるという。

また、バイナンスは「シンプルアーン」内のユーザーの資産残高を確認する為に、1時間ごとにランダムで複数回スナップショットを取得するとのこと。これによりユーザーの1時間あたりの平均残高を計算できるという。なおエアドロップされる暗号資産は、バイナンスで上場する前に各対象者のバイナンス口座へ自動的に送られるとのことだ。

参考:バイナンス
画像:iStock/BSVIT・metamorworks

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

カルシ、米国向けにセイネイティブの「SEI」と「USDC」入出金に対応

米予測市場プラットフォームのカルシ(Kalshi)で、レイヤー1ブロックチェーン「セイ(Sei)」のネイティブトークンSEIおよび同ネットワーク上の米ドル建てステーブルコインUSDCの入出金が可能になり、同資産を用いたイベント契約取引の資金移動ができるようになった。Xより12月3日に発表されている

シタデル・セキュリティーズ、トークン化証券とDeFiに取引所・証券会社規制の適用を提言。業界側から反発の声も

米大手マーケットメイカーのシタデル・セキュリティーズ(Citadel Securities)が、トークン化された米国株式を取り扱うDeFi(分散型金融)プロトコルに対しても、取引所およびブローカー・ディーラーとしての規制を適用すべきだとする意見書を米証券取引委員会(SEC)に12月2日に提出した