Amazon QLDBがスマートコントラクト言語「DAML」をインテグレート

Amazon QLDBがスマートコントラクト言語「DAML」をインテグレート

Amazon Quantum Ledger Database (QLDB)がスマートコントラクト言語である「DAML」をインテグレートしたことが、Ledger Insightsによって明らかになった。このインテグレートは、Blockchain Techoonology Partnersによって行われた。

Amazon QLDB はフルマネージド型の台帳データベースで、信頼された中央機関が所有する、透過的でイミュータブルであり、暗号的に検証可能なトランザクションログを備えている。Amazon QLDB ではアプリケーションデータの変更すべてが追跡され、検証可能な変更履歴が長期間維持される。

BTPのCTOであるKevin O’Donnell(ケビン・オドネル)氏は「QLDBには、信頼できる中央集権化されたオペレーターや自然発生的な権威があるが、データが改ざんされないようにするための要件がまだ必要です。Amazon QLDB上でDAMLは、DAMLで表現できる力とAWSの耐障害性を組み合わせれば、解決しうるでしょう」とコメントしている。

Digital Assetのファウンダー兼CTOのShaul Kfir(シャウル・クフィル)氏は「QLDBを使用したBTP’s SExtant for DAMLは、運用上の工程管理費やセキュリティを損なうことなく、分散アプリケーションをシームレスに実行できました」とコメントしている。

編集部のコメント

Digital Assetのビジネスモデルは、様々なテクノロジープロバイダーと提携して、DAML言語のプロダクトを提供することです。提携先として、Hyperledger Sawtooth、Hyperledger Fabric、Corda、AmazonのQLDB、クラウドAuroraデータベース、VMware Blockchain、Google Cloudとなっています。

そして今回、Amazon QLDBへDAML言語がインテグレートされました。今後ともデータベースを管理するクラウド型のプラットフォームとの連携は、すすんでいくとあたらしい経済編集部は考えます。Digital Asset社は2月4日に、SalesForce Ventures、Saumsung Venture Investment CorpなどからシリーズCで出資を受けていて、資本政策、技術政策ともに活発になっていくのではないか、とあたらしい経済編集部は考えています。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)

(images:Aleksei_Derin,-dalebor)

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あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

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