OKX、シンガポールの主要決済機関(MPI)ライセンス取得

OKX SGがシンガポールのMPIライセンス取得

海外大手暗号資産(仮想通貨)取引所OKX(オーケーエックス)のシンガポール法人OKX SGが、シンガポール金融管理局(MAS)から主要決済機関(MPI)ライセンスを正式に取得した。OKXが9月2日発表した。

なお同ライセンスは「2019年決済サービス法(PS法)」に基づいたライセンス。同ライセンス取得によりOKX SGは、シンガポールの顧客向けに暗号資産の現物取引を含むデジタル決済トークンおよび国際送金サービスが提供できるようになったとのこと。

OKX SGは今年3月、MASからMPIライセンスの原則承認を受けていた。これによりOKXは、シンガポールにおいてデジタル決算トークン商品とサービスの提供と、同社の暗号資産(仮想通貨)技術活用のオンデマンド流動性(ODL)プラットフォームの利用拡大が可能となっていた。

OKX SGのCEOに就任したグレイス・リン(Gracie Lin)氏は、「シンガポールは世界クラスのデジタル資産ハブであり、OKXにとって重要な市場です。ここでのプレゼンスを構築するチームの一員となれることを嬉しく思います。MPIライセンスは私たちの旅の重要なステップであり、私たちはこれまで以上に、お客様がデジタル資産にアクセスできるようにし、コミュニティとエコシステムに貢献することに注力しています。パートナー、お客様、そしてここのより広範なコミュニティと関わり続け、彼らに最善のサービスを提供できる方法を探っていきたいと思います」とリリースにて語っている。

参考:OKX
画像:iStocks/Abscent84・Kandl

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

米DTCC子会社DTC、SECからノーアクションレター取得。規制下のトークン化サービス検証へ

米国の金融市場インフラを担うデポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(Depository Trust & Clearing Corporation:DTCC)が、子会社であるデポジトリー・トラスト・カンパニー(Depository Trust Company:DTC)について、米証券取引委員会(SEC)の取引市場部門スタッフからノーアクションレターを取得したと12月11日に発表した

スーパーステートがトークン化株式の直接発行プログラム公開、ソラナとイーサリアムに対応

金融テクノロジー企業のスーパーステート(Superstate)は、イーサリアム(Ethereum)とソラナ(Solana)のブロックチェーン上でトークン化された株式を、米SEC(証券取引委員会)登録の公開企業(上場企業を含む)が直接発行できる新プログラム「ダイレクト・イシュアンス・プログラム(Direct Issuance Programs)」を12月10日に発表した