マイクロストラテジー会長マイケルセイラー、自社株の売却で3.7億ドル取得=報道

マイケルセイラーが自社株の売却で3.7億ドル取得

マイクロストラテジー(MicroStrategy)の共同創業者で会長を務めるマイケル・セイラー(Michael Saylor)氏が、自身が保有する自社株の売却により、約3.7億ドル(約572.2億円)の収益を得たようだ。CNBCが4月19日報じている。

セイラー氏は昨年夏、マイクロストラテジーと株式売却計画を締結し、2024年1月から4月までの間に最大40万株を売却することが可能になっていた。

同氏は2014年にストックオプションにより、自社から31万株を付与され、合計で40万株を所有していたという。ただしセイラー氏が保有する株式は、2024年の4月に権利が期限切れになると、同氏が昨年11月の決算説明会で報告していた。

その際に同氏は、2024年の1月2日から4月25日まで毎営業日5,000株を売却する計画だと話していた。

マイクロストラテジーは、企業としてビットコイン(BTC)の購入を積極的に進めている米ナスダック上場企業。今年3月末にビットコイン価格が73,000ドルを超える史上最高値に達したため、マイクロストラテジーの株価は3倍以上に上昇していた。

ちなみに同社のBTC保有数は、今年3月の追加購入にて、ビットコインの総供給量2,100万BTCの1%以上となる約214,246BTCとなっている。

なおCNBCの報道によるとセイラー氏は、40万株のうち90%以上を売却したとのことだ。

セイラー氏は11月に、株式の売却益にて個人的にビットコインを購入し、「金融債務」に対処する予定だとも述べていた。

関連ニュース

参考:CNBC
images:iStock/ChrisGorgio

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した

JPモルガン、初のトークン化MMF「MONY」をイーサリアム上で提供開始

米金融大手JPモルガンの資産運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント(J.P. Morgan Asset Management)が、同社初となるトークン化マネー・マーケット・ファンド「マイ・オンチェーン・ネット・イールド・ファンド(My OnChain Net Yield Fund:MONY)」の提供を開始したと12月15日に発表した