エドワード・スノーデン、「ビットコインは貨幣の誕生以来最も重要な通貨の進歩」と評価

「一般的ではないが真実」

米中央情報局(CIA)の元職員エドワード・スノーデン(Edward Snowden)氏が、ビットコイン(BTC)は貨幣の誕生以来、最も重要な通貨の進歩だと評価した。同氏が自身のXにて2月19日ポストしている。

スノーデン氏はXにて「一般的ではないが真実:ビットコインは、貨幣の誕生以来、最も重要な通貨の進歩である」とし、「もしあなたが私を信じない、あるいは理解できないなら、申し訳ないが私にあなたを説得する時間はない」とポストしている。ちなみにこれは、ビットコインの発明者であるサトシ・ナカモトの名言を引用した格好だ。

スノーデン氏は2013年、米国家安全保障局(NSA)の監視プログラムに関する文書を報道機関にリークし、米政府からスパイ容疑で起訴された。逮捕前に、同氏はロシアに亡命し、現在はロシアで暮らしている。

長きにわたりビットコインユーザーであることでも知られている同氏は2013年にBTCを使って、ジャーナリストにリークした資料を保管するためのサーバー代金を支払っていたことを明かしている。

スノーデン氏はこれまで、複数のWeb3関連のカンファレンスに度々オンライン登壇している。

2023年に登壇した「ビットコイン・アムステルダム・カンファレンス(Bitcoin Amsterdam conference)」で同氏は、ビットコインの価値だけに注目するのではなく、金融世界を再構築するツールとしてビットコインを使うことを考えるべきだと訴えていた。

また、スノーデン氏は中央銀行デジタル通貨(CBDC)に批判的であることでも知られる。

同氏は2021年10月のブログで、「CBDCは暗号資産を国家レベルで導入するものではなく、(中略)利用者が自分のお金の基本的な所有権を持つことを否定するものであり、すべての取引仲介の中心に国家を設置するように明白に設計されているものだ」と述べている。

また同氏は暗号資産のプライバシーを守るプロジェクトへは支援する姿勢を示している。

スノーデン氏はトルネードキャッシュ(Tornado Cash)の共同創設者であるローマン・ストーム(Roman Storm)氏の弁護費用を集めるキャンペーンへの支持を仰ぐポストを今年1月にXで行っている。

トルネードキャッシュは、複数ユーザーの暗号資産の取引をミキシングすることで、その取引履歴を匿名化できるサービスだ。その特性が犯罪に関与した資産のロンダリングに利用されているとして、2022年8月に米財務省外国資産管理局(OFAC)から制裁対象に加えられている。

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参考:ブログ
images:Reuters

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
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