ユニスワップラボ、Uniswapの一部取引でインターフェース使用料を徴収へ

Uniswapの一部取引でインターフェース使用料徴収へ

分散型取引所(DEX)「ユニスワップ(Uniswap)」の一部の取引ペアについて、インターフェース利用に対する手数料の徴収が10月18日より開始する。「ユニスワップ」開発元のユニスワップラボ(Uniswap Labs)が17日に発表した。

手数料徴収の対象となるのは、ETH、USDC、WETH、USDT、DAI、WBTC、agEUR、GUSD、LUSD、EUROC、XSGDの11銘柄のみであり、スワップのペア両方がこれらの中に含まれている場合のみ手数料が徴収されるという。しかしこれら銘柄の中で、ステーブルコイン同士のペアもしくはETHとWETHペアのスワップについては、手数料徴収の対象外になるとのこと。

なおインターフェース使用料は0.15%で、スワップした後のトークンから徴収されるという。

またユニスワップ公式サイトのフロントエンドを介したスワップにのみ手数料が発生するため、スマートコントラクトと直接通信したスワップを行う場合や、アグリゲーターなどの外部インターフェースを利用する場合は、手数料が発生しないとのことだ。

これまでユニスワップでは、取引時に流動性提供者への利用手数料のみを設定しており、プロトコルはスワップによる手数料を徴収してこなかった。

今年6月にはスワップ手数料を徴収し、それをプロトコルと流動性供給者に分配する計画もあったが、ガバナンス投票の結果、徴収しないとの決定がされていた。

そのため今回の手数料徴収はユニスワップのプロトコルへの変更ではなく、インターフェースの使用料としての対応となった。

ユニスワップ創設者であるヘイデン・アダムス(Hayden Adams)氏は「このインターフェース料金は業界で最も低い料金の 1 つであり、これにより当社は暗号資産(仮想通貨)とDeFi(分散型金融)の研究・開発・構築・出荷・改善・拡張を続けられます。今年だけでも今のところiOSウォレット、Androidウォレット、ユニスワップX(UniswapX)、Webアプリの大幅な改善、トークン承認コントラクトのPermit2、ユニスワップv4(Uniswap v4)のドラフトコードベースなどをリリースしました」と自身のX(旧ツイッター)で述べている。

ユニスワップは現在プロトコルのアップグレードを予定している。新バージョンのプロトコル「ユニスワップv4」ではいくつかの新機能が導入されるという。

その中でも、取引の途中にコードを挿入することで流動性プールを独自にカスタマイズできるようにする「フック(hooks)」が注目されており、正式なプロトコル公開前の現在でも多くのサンプルが公開されている。

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参考:ユニスワップラボブログ
images:iStocks/eugenesergeev

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
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