【取材】Nayuta、Bダッシュと米フルガーより約1.3億円の資金調達

Nayuta、Bダッシュと米フルガーより資金調達

株式会社Nayuta(ナユタ)が、B Dash Ventures(ビーダッシュベンチャーズ)とFulgur Ventures(フルガーベンチャーズ)を引受先とする第三者割当増資を実施し、総額1億3671万円の資金調達を行ったことを発表した。

ナユタはビットコインのセカンドレイヤー技術ライトニングネットワーク関連の開発と、企業向けブロックチェーン関連開発を行う、福岡県拠点の企業だ。

なおライトニングネットワーク(Lightning Network)は、オフチェーン取引による送金方法で、ブロックチェーンの外で取引を行うことによって、ビットコインの送金速度の向上や少額決済(マイクロペイメント)に対応した安価な送金手数料を実現する技術だ。

発表によると今回の資金調達により、社員の採用やマーケティング等を強化するとのことだ。

株式会社Nayuta 代表取締役CEO 栗元憲一氏へ取材

あたらしい経済編集部は株式会社Nayutaの代表取締役CEOである栗元憲一氏へ取材を行った。

−VCはビットコインのライトニングネットワーク領域に関して、どのようなビジョンをいただいていると思いますか?

例えばFulgur VenturesはLightning Networkに関して様々な領域に投資をしています。現在、ライトニングネットワークには様々な可能性がある状態だと思いますので、エコシステムの充実ということが念頭にあるのではないかと思っております。

−2022年、Nayutaはライトニングネットワークに関してどのような取り組みを行ないますか?

アプリとライトニングネットワークを連動するモバイルウォレットをリリースしておりますが、現在こちらの機能を充実させるための開発を行っています。さらにアプリ開発会社に対して開発を簡易にするためのツールを開発中です。こちらのリリースを目指しています。

また来年あたりから(ウォレットの)レギュレーション(法規制)に関して最終的にどちらに向かっていくのか、方向性が少しづつ見えてくるのではないかと思っており、そちらへの調査・対応を考えていきたいと思っています。

関連ニュース

Nayutaがモバイル型ライトニングネットワーク・ノードサービス「Nayuta Core」のオープンアルファ版をリリース

LayerX福島良典とNayuta栗元憲一が語る日本の仮想通貨・ブロックチェーン市場の課題 PoT #01-1 

参考:プレスリリース
デザイン:一本寿和

images:iStocks/BadBrother・artacet・peshkov

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【4/18題】TikTokのByteDance子会社がSui採用、ワールドコインが「World Chain」今夏ローンチへ

TikTokのByteDance子会社、ゲーム等のサポート事業に「Sui」採用、ワールドコイン(WLD)、独自のイーサリアムL2「World Chain」今夏ローンチへ、日銀、「中銀デジタル通貨」の連絡会議の中間整理を報告、EY、企業向け契約管理ソリューション「EY OCM」ローンチ。イーサリアム上で、ニュージーランド中銀、デジタル通貨の開発協議スタート

【4/17話題】アバランチ上にトークン化のホームエクイティローン、a16zが新ファンドで72億ドル調達など

米ホミウムが「ホームエクイティローン」をトークン化、Avalancheで発行、a16z、5つの新ファンドで72億ドル調達、オフチェーンラボ、新たな不正行為証明「Arbitrum BOLD」をテストネットローンチ、ペイパル、NFTの購入者と出品者を保護プログラムの対象外に、ソラナ上のDEX「ドリフト」、独自トークン「DRIFT」のエアドロップ実施へ、ドイツ連邦銀行とMIT、「中銀デジタル通貨」の共同研究