関東サッカーリーグ1部「栃木シティ」、FiNANCiEでクラブトークン発行

「栃木シティ」クラブトークン発行

ブロックチェーン技術を利用した次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」にて、関東サッカーリーグ1部に所属する「栃木シティ」のクラブトークン発行と販売の開始が11月5日発表された。

「栃木シティ」は栃木県栃木市を本拠地とするプロサッカークラブ。2010年から2017年の期間JFL(日本フットボールリーグ)に参戦後、2017シーズンに関東サッカーリーグへ降格、2018年から選手をプロ化してトップチームの強化を図っている。2021年3月に日本一ピッチとスタンドが近いサッカー専用スタジアム「CITY FOOTBALL STATION」が完成し、Jリーグ参入を目指しているチームだ。

今回FiNANCiE上で発行されるクラブトークンは「栃木シティトークン」として販売される。販売売上は主に「栃木シティ」のクラブ強化・運営費用に利用されるとのこと。

また「栃木シティトークン」購入者は特典として、クラブ運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供されるとのことだ。

現在発表されている投票企画案として、「マッチデープログラム表紙掲載選手の投票」や「ポスター掲載選手の総選挙」、抽選特典案として「クラブ代表が案内するスタジアム見学ツアー」や「大型ビジョンに名前と写真を掲載」が挙がっている。

「栃木シティトークン」の販売実施期間は11月5日11:00~12月20日21:00の予定となっている。

関連ニュース

ハンドボールチーム初、琉球コラソンがFiNANCiEでクラブトークン発行

J3所属カマタマーレ讃岐、FiNANCiEでクラブトークン発行

国内アメフト界初のクラブトークン発行「アサヒビールシルバースター」がFiNANCiEで

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

米DTCC子会社DTC、SECからノーアクションレター取得。規制下のトークン化サービス検証へ

米国の金融市場インフラを担うデポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(Depository Trust & Clearing Corporation:DTCC)が、子会社であるデポジトリー・トラスト・カンパニー(Depository Trust Company:DTC)について、米証券取引委員会(SEC)の取引市場部門スタッフからノーアクションレターを取得したと12月11日に発表した

スーパーステートがトークン化株式の直接発行プログラム公開、ソラナとイーサリアムに対応

金融テクノロジー企業のスーパーステート(Superstate)は、イーサリアム(Ethereum)とソラナ(Solana)のブロックチェーン上でトークン化された株式を、米SEC(証券取引委員会)登録の公開企業(上場企業を含む)が直接発行できる新プログラム「ダイレクト・イシュアンス・プログラム(Direct Issuance Programs)」を12月10日に発表した