小田原市、鎌倉市、厚木市、カヤック「まちのコイン」で食品ロス削減へ

小田原市、鎌倉市、厚木市、カヤック「まちのコイン」で食品ロス削減へ

神奈川県の小田原市、鎌倉市、厚木市の3市が、コミュニティ通貨(電子地域通貨)サービス「まちのコイン」を活用し、食品ロス削減を目指した取り組みをすることが分かった。

「まちのコイン」は株式会社カヤックが提供するブロックチェーン(分散台帳技術)が活用されたサービスだ。各地域で設定したテーマに基づいた体験(コミュニティ内での新たな繋がりなど)をコミュニティ通貨で利用・獲得できるように設計されている。

発表によるとこの取り組みは、神奈川県の「SDGsつながりポイント事業」の一環として、食品ロス削減につながる体験を提供するイベント「まちのコイン・秋のフードロス削減キャンペーン」として開催される。

この取り組みでは10月1日〜10月31日の間、「まちのもったいないマーケット(鎌倉市)」や「食べ残し0チャレンジ(鎌倉市、小田原市、厚木市)」などの企画が実施されるとのこと。

鎌倉市での取り組み「まちのもったいないマーケット」では「一般社団法人ふらっとカフェ鎌倉」との協業により、家庭などで余った食品を集め、必要とする人や施設に届けるフードパントリー事業を行う。食事を届けるフードドライブに協力すると、鎌倉市のまちのコイン「クルッポ」が200ポイント獲得できるとのことだ。

また「食べ残し0チャレンジ」では鎌倉市、小田原市、厚木市の「SDGsつながりポイント」に加盟する飲食店の一部にて、注文した料理を残さず食べることでポイントが獲得できる企画となっている。

なお「まちのコイン」サービスは今回の神奈川県3市が導入した以外にも、東京都大塚駅周辺、福岡県八女市、長野県上田市、岡山県新庄村の7地域で導入されている。最近では10月1日より鳥取県智頭町が「まちのコイン」を正式導入し、10月21日からは大阪府八尾市にて実証実験が行われる予定になっている。

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参考:株式会社カヤック
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Kateryna-Bereziuk

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
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