韓国LINE Plus、CBDCプラットフォーム公式サイトをローンチ

韓国LINE Plus、CBDCプラットフォーム公式サイトをローンチ

メッセージングアプリLINEのグループ会社であるLINE Plus Corporation(ラインプラス)が、中央銀行デジタル通貨(CBDC)事業に特化したプラットフォーム「LINE Financial Blockchain」の公式サイトと「LINE Financial Blockchain」の全てのソースコードをオープンソースとして7月9日公開した。

韓国拠点のLINE PlusはLINEのグローバル市場を拡大するために設立された企業だ。

リリースによると、「LINE Financial Blockchain」は金融に最適化されたブロックチェーンプラットフォームで、独自のブロックチェーン技術によるセキュリティと性能に優れたコンセンサスアルゴリズムを有するという。CBDC事業が要求する取引を確定させるのに必要な決済完結性(ファイナリティ)を保障し、速い速度と多くの決済量を処理できる拡張性を提供するとのことだ。

また今回公開されたオープンソースプロジェクトは、「LINE Blockchain」のプラットフォームに基づいたもので、レイヤー構造とモジュラーデザインを採用し、必要なモジュールを組み合わせてサービスに合うブロックチェーンを直接構成できるとしている。

LINE Plusは今年5月、中南米及びアフリカ地域における中央銀行デジタル通貨(CBDC)に関するブロックチェーンプラットフォーム構築に向け、ブロックチェーンペイメントプラットフォームサービスを提供する米NuriFlex(ヌリフレックス)とMOUを締結している。

なお韓国においては4月にインターネット大手Kakao(カカオ)のブロックチェーンプロジェクトであるKraytn(クレイトン)が、同国における中央銀行デジタル通貨(CBDC)推進のために米イーサリアム(Ethereum)関連開発企業コンセンシス(ConsenSys)と提携をしている。クレイトンは今年末の試験運用に向け準備を行っている韓国銀行のCBDCプラットフォームに利用するプライベート版のクレイトンを開発し同プラットフォームへの最適化を行うとしている。

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LINEが中銀デジタル通貨事業を展開へ、韓国LINE Plusがアフリカと南米にて 

参考:LINE Plus
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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