テゾスの音楽NFTプラットフォームONE OF、シードラウンドで約68億円資金調達

テゾスの音楽NFTプラットフォームONE OF、シードラウンドで約68億円資金調達

Tezos(テゾス)ブロックチェーンで構築された音楽専門のNFTプラットフォームONE OF(ワンオフ)が、シードラウンドで6,300万ドル(約68億円)を調達した。

今回の投資に参加したのは、エコロジストのビル・タイ(Bill Tai)、Nima Capitalのスナ・サイード(Suna Said)、ESGファンドのサンガキャピタル(Sangha Capital)、テゾス財団(Tezos Foundation)などの個人投資家と企業だ。

なおONE OFプラットフォームは今年の6月に正式公開する予定で、ホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)、ドージャ・キャット(Doja Cat)、ジェイコブ・コリアー(Jacob Collier)などのアーティストの音楽やアートのNFT作品をリリースする予定とのことだ。

コインデスク(CoinDesk)のインタビューによると、調達した資金はONE OFチームの拡大とプラットフォームのさらなる開発に利用されるとのこと。また新たなアーティストのサポートをするために「Emerging Artist Spotlight Program」を実行する予定だ。

このプロジェクトのサポート対象のアーティストには、ローラ・ムビュラ(Laura Mvula)、バーバラ・ドーザ(Barbara Doza)、エリック・ザ・アーキテクト(Erick The Architect)らの名前があがっている。

なおONE OFのウェブサイトによると、テゾスブロックチェーンに基づいて構築されたONE OFでNFTを作成すると「イーサリアムなどの他のネットワークの200万分の1以上のエネルギーを使用し、Twitterを送信するのと同じエネルギーだけを必要とします」と説明されている。またONE OFのプラットフォームではアーティストは無料でNFTの発行ができ、ファンはクレジットカードにてNFTの購入が出来るとのことだ。

参考:ONE OF
デザイン:一本寿和
images:iStock/Arkadiusz-Warguła・ntoniokhr・BadBrother

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

合わせて読みたい記事

【4/19話題】アプトスラボが金融機関向けプラットフォーム「Aptos Ascend」構築へ、バイナンスが違約金支払いインド再参入かなど

アプトスラボ、マイクロソフト・SKテレコム・ボスコンらと提携。金融機関向けプラットフォーム「Aptos Ascend」構築へ、バイナンス、約3億円の違約金を支払いインド再参入か=報道、バイナンスがドバイでVASPライセンス取得、個人投資家にもサービス提供可能に、バイナンス、トークンローンチプラットフォーム「Megadrop」公開。「BounceBit(BB)」取扱へ、イーサリアムのモバイルOS開発「ethOS」、web3スマホ「ethOS phone」発売開始、米クラーケン、独自開発のセルフカストディウォレット「Kraken Wallet」リリース、OKX、レイヤー2ブロックチェーン「X Layer」ローンチ