香港オークションハウスのフィリップス、初の暗号資産決済を導入

香港オークションハウスのフィリップス、初の暗号資産決済を導入

香港オークションハウスのフィリップス(hillips)が、バンクシー(Banksy)の作品「Laugh Now Panel A」の決済方法としてビットコインとイーサリアムを導入することを5月7日に発表した。これはアジアの大手オークションハウスが初めてアートワークの決済方法として暗号資産(仮想通貨)を受け入れた初の事例となる。

発表によると、この作品はポリーオークションハウスと共同で行われる「20th Century & Contemporary Art Evening Sale」にて販売される予定となっており、想定落札価格は282万ドルから410万ドル(約3億円~4.5億円)となっている。この作品は6月7日から8日に行われるオークションに先立って、5月7日より上海、深セン、台北、台中、香港にて展示が行われる。

リリースによると今回暗号資産決済の導入に至ったのは、フィリップスが今年4月に最初にNFT販売を行った際にマッドドッグジョーンズ(Mad Dog Jones)のNFT作品が400万ドル以上の価格で落札されたことによる。

「Laugh Now Panel A」の入札は香港ドルで行われる。落札者はオプションとして落札金額を暗号資産にて支払うことができる。なお支払いは米暗号資産取引所コインベース(Coinbase)を通じてフィリップスのウォレットに送金される。

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参考:フィリップス

(images:iStock/AdrianHillman)

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あたらしい経済 編集部

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