【速報】「MCH+」参画4タイトルがPolygon対応、国内ブロックチェーンゲームで初のマルチチェーン事例

「MCH+」参画の4タイトルがPolygon対応に

double jump.tokyo(ダブルジャンプトウキョウ)株式会社が運営するブロックチェーンゲーム開発⽀援サービス「MCH+」の参画タイトルが、同サービスの展開する「Asset Mirroring System(AMS)」を通じてPolygon対応を⾏うことを3月23日発表した。

Polygon対応により「MCH+」の⽀援する各ゲームタイトルは、ユーザーがオフチェーンにあるNFTをイーサリアム上の他、Polygon上にも転送できるようになるとのこと。なおこのマルチチェーン対応は国内ブロックチェーンゲーム領域としては初の事例となるとのことだ。

Polygon(Matic)はMatic Network社が提供するスケーリングとインフラ開発のためのプラットフォームである。イーサリアムに⽐べて安価なトランザクション⼿数料であることから、高騰するトランザクション手数料(GAS代)の解決策として採用されるケースが多くなってきており、展開されているDAppsは90以上、過去のトランザクション数が約700万回、ユーザー数が約20万⼈と、現在レイヤー2ソリューションとして急速に普及している。

イーサリアム上のトランザクション手数料は2020年頃よりDeFiプロダクトの勃興により著しく上昇しており、各ブロックチェーンゲームの発⾏するNFTの流動性が低下しているとのことで、double jump.tokyoは今回のPolygon採用によるマルチチェーン対応により、オンチェーンにおける流動性が回復することを⾒込んでいるという。

なお今回Polygon対応を⾏う「MCH+」支援のブロックチェーンゲームタイトルとして「My Crypto Heroes」「BRAVE FRONTIER HEROES」「CryptoSpells」「CHOJO」の4タイトルが発表されている。

編集部のコメント

リリースによるとPolygon対応に利用した「Asset Mirroring System(AMS)」はマルチブロックチェーン対応を⽀援し、統⼀的なアセット情報取得と利⽤を実現するシステムであるとのことです。

AMSはトランザクション⼿数料やスケーラビリティの課題を抱えるブロックチェーンに対して、NFTを持つユーザー、事業者が⾃由に選択できるようにすることを⽬的としており、AMSが保有するNFT管理機能とマーケットのような外部サービスと接続することで、トランザクション⼿数料を抑えたNFTのコラボレーションが実現できるとのことです。

コメント:大津賀新也(あたらしい経済)

(imaes:iStocks/)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した

JPモルガン、初のトークン化MMF「MONY」をイーサリアム上で提供開始

米金融大手JPモルガンの資産運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント(J.P. Morgan Asset Management)が、同社初となるトークン化マネー・マーケット・ファンド「マイ・オンチェーン・ネット・イールド・ファンド(My OnChain Net Yield Fund:MONY)」の提供を開始したと12月15日に発表した