アニモカブランズ、フランクリン・テンプルトンと提携。RWAの機関投資家向け利用拡大へ

資産運用基盤「NUVA」へのRWA導入で協業

Web3関連事業や投資を手がけるアニモカブランズ(Animoca Brands)と、米資産運用会社フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)が、トークン化した現実資産(RWA)の機関投資家による利用拡大に向けた戦略的協業を10月9日に発表した。

両社は、アニモカブランズが支援するRWAのマーケットプレイス「NUVA」への資産導入に向けて協業する。NUVAで既に取り扱われているプロベナンス・ブロックチェーン(Provenance Blockchain)上の資産に加え、より幅広い発行主体が提供する機関投資家の要求水準に対応した資産へのアクセスを広げる方針だ。

今回の発表では、NUVAに導入する具体的なファンドや商品の名称、提供開始日は明らかにされていない。

NUVAは、アニモカブランズとRWA関連のインフラ開発企業ヌバラボ(Nuva Labs)が共同で立ち上げたプラットフォームだ。2026年5月13日には、イーサリアム(Ethereum)のメインネットでマーケットプレイスの提供を開始した。

同サービスでは、ボールトと呼ばれる資産を保管・運用する仕組みを通じ、トークン化されたRWAへのアクセスを提供する。イーサリアム上で提供されるボールトのトークンは、同チェーンのトークン規格「ERC-20」に準拠しており、DeFi(分散型金融)で活用できる設計となっている。

NUVAは複数のブロックチェーンに対応する設計で、資産発行者向けのボールト構築基盤にはプロベナンス・ブロックチェーンが利用されている。同チェーンは、金融資産の発行・管理・取引向けに設計されたパブリックなレイヤー1(L1)ブロックチェーンだ。米フィンテック企業フィギュア(Figure)が融資資産の発行・取引などに利用している。

フランクリン・テンプルトンのデジタル資産・イノベーション部門責任者サンディ・カウル(Sandy Kaul)氏は、今回の協業について、同社の投資に関する専門知識とブロックチェーン活用の経験を、新たな投資家向けの提供経路と組み合わせるものだと説明している。

また両社は、トークン化とRWAをテーマとした全4回構成の共同リサーチシリーズの公開を開始した。同シリーズでは、機関投資家にとってのトークン化の意義や、資産評価・ポートフォリオ構築への影響などを扱う。フランクリン・テンプルトンの公式サイトでは、第1〜3回が公開され、第4回は公開予定とされている。

今後は、現実世界の文化関連資産の共同設計やトークン化も含め、追加の協業分野を検討するという。詳細は年内に発表される見込みだ。

参考:アニモカ
画像:PIXTA

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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