ビットコインを売却せず貸し出し、貸借料獲得を目指す
国内暗号資産(仮想通貨)取引所ザイフ(Zaif)が、AIフュージョンキャピタルグループ子会社のミライキャピタルホールディングス(MCH)と、暗号資産レンディング領域での業務提携に向けた共同検討を開始した。両社が7月27日に発表した。
両社が検討するのは、ザイフ利用者が保有するビットコイン(BTC)を売却せずに貸し出し、その対価となる貸借料の獲得を目指せる新サービスだ。ザイフの顧客基盤と、MCHの暗号資産レンディングサービス「RENKIN」の運営を通じて培われた知見を組み合わせ、新サービスの実現可能性を検討するという。
なお検討中の新サービスは、MCHが一般の個人・法人向けに提供するRENKINへの参加を案内するものではないとのこと。ザイフとMCHの間で締結する個別契約に基づく新たなスキームとして検討されるという。
具体的なサービス内容や仕組み、条件、提供時期は現時点で未定だ。提供可否自体も検討段階であり、検討の結果、サービスを提供しない可能性もある。また、今回の検討開始に伴い、現在ザイフが利用者から預かっている資産の取り扱いが変更されることはないとのこと。
両社は、資産の保全とリスク管理を優先するとともに、暗号資産取引に関する規制が資金決済法から金融商品取引法へ移行することによる法的枠組みの変更なども見据え、検討を進めるとしている。
MCHは、東証スタンダード上場のAIフュージョンキャピタルグループ傘下でWeb3事業を統括する持株会社だ。グループ会社のミライウェルスマネジメント(MWM)とともにRENKINを運営している。
なお、AIフュージョンキャピタルグループが直近で保有数量を開示した2025年11月20日時点では、MWMもビットコインを37.77449278BTCを保有している。累計購入額は約5億円だ。2026年3月期決算でも累計購入額は5億円とされているが、2026年3月末時点の具体的な保有数量は公表されていない。
参考:AIフュージョンキャピタルG・Zaif
画像:PIXTA