ハイパーリキッド、スポーツイベントなどの現実世界イベント対応の予測市場開始

ハイパーリキッドのアウトカム市場で現実世界イベント対応

分散型取引プラットフォーム「ハイパーリキッド(Hyperliquid)」による現実世界イベントに基づくアウトカム市場への対応開始が5月26に発表された。

ハイパーリキッドが展開する「アウトカムマーケッツ(Outcome Markets:HIP-4)」は、将来の出来事や条件の結果を取引対象とする仕組みだ。ユーザーは特定イベントについて「Yes」または「No」、複数アウトカム市場では複数の結果に対してポジションを取ることができる。

ハイパーリキッドは今月2日、HIP-4アップグレードに基づくアウトカムマーケッツをメインネットへ限定公開していた。これまで同市場では、「特定日時点でビットコイン(BTC)が一定価格を上回るか」といった、既存価格データをもとに判定可能な市場が展開されていた。

一方、今回対応したオフチェーンイベント市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利やCPI(消費者物価指数)、UEFAチャンピオンズリーグ、ワールドカップなど、現実世界情報を必要とする市場も扱われる。

ハイパーリキッドの発表によると、同市場はハイパーリキッドのバリデーターが通常のチェーン運用の一環として実行する自動ニュースフィードソフトウェアによって公開されるという。

また同プロトコルによると、バリデーターは市場の展開および決済について投票を行うとのこと。判断基準には、ルールの明確性、正確性、市場の主観的な品質などが含まれる。

ハイパーリキッド開発者のヨーグルト(Yaugourt)氏は、自身のXアカウントにて「外部オラクルは不要だ。バリデーター集合そのものがオラクルになる」と説明している。

同氏はまた、「現実世界イベントの決済をチェーンネイティブ機能にした」とも述べている。

さらに暗号資産(仮想通貨)メディア「ザ・ブロック(The Block)」によると、この仕組みは外部オラクルへの依存低減を目的としているという。

同メディアによると、予測市場を巡っては、ポリマーケット(Polymarket)がUMA(Universal Market Access)のオプティミスティック・オラクルを採用しているほか、カルシ(Kalshi)は中央集権型の運営体制で市場決済を行っているとのこと。

 参考:テレグラムザ・ブロック
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

渡邉洋輔

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

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