KBRA、リップル・プライム関連2社に発行体格付け「BBB」付与

KBRAがRipple Prime関連2社にBBB付与

米信用格付け会社KBRAが、リップルが展開するマルチアセット型プライムブローカレッジ「リップル・プライム(Ripple Prime)」関連2社に、発行体格付け「BBB」を付与したと4月2日に発表した。BBBは、投資適格に分類される格付けで、KBRAでは中位の品質と位置付けられている。

格付け対象は、リップル・プライム関連の中間持株会社リップル・プライムCIV US BD HoldCo(Ripple Prime CIV US BD HoldCo)と、主要営業子会社ヒドゥンロードパートナーズCIV US(Hidden Road Partners CIV US)とのこと。

ヒドゥンロードは、リップルが2025年10月24日に約12.5億ドル(当時約1,908億円)で買収した先物取引業者(FCM)だ。現在はリップル・プライムとして知られており、KBRAはリップル・プライムUS(Ripple Prime US)と呼んでいる。リップル・プライムUSは、米SEC(証券取引委員会)登録のブローカーディーラーであり、米商品先物取引委員会(CFTC)登録の先物取次業者だ。

KBRAは、リップル・プライムUSの事業モデルが拡大段階にあると評価した。評価の中心となったのは、2024年に開始された上場デリバティブプラットフォームでの清算・仲介業務と、2025年に一定の規模に達した債券レポ業務とのこと。

またKBRAは、リップル・プライムUSのバランスシートが過去12カ月で大きく拡大し、2025年に黒字化したと説明した。KBRAによると、この黒字化にはリップル・プライムUSの親会社リップルラボ(Ripple Labs)が、2025年後半のヒドゥンロード買収後に実施した約5億ドル(約797億円)の資本注入が寄与したという。

KBRAはリップルラボの財務状況について、2025年第3四半期時点で同社が約50億ドル(約7,978億円)の現金と、400億単位超のXRP(約8.4兆円相当)を保有していると説明した。

KBRAによると、リップル・プライムの利益構造は初期成長段階にあるという。また2026年はリップル・プライムのバランスシートの拡大に加え、リップルラボによる約5億ドルの追加資本拠出と営業レバレッジの実現を背景に、リップル・プライムの利益率が改善するとの見通しを示している。

ちなみにプライムブローカレッジとは、ヘッジファンドや大口の機関投資家に対し、証券やデジタル資産の取引、貸借、決済などを包括的に提供する金融サービスを指す。こうした業務の中核を担うのが、プライムブローカー(Prime Broker)と呼ばれる専門金融機関だ。 

参考:KBRA
画像:PIXTA

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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