フィンターテック、「NOT A GARAGE」購入者向け「デジタルアセット担保ローン」提供開始

NOT A GARAGE購入者向けの暗号資産担保ローン

大和証券グループとクレディセゾンの合弁会社フィンターテック(Fintertech)が、「NOT A GARAGE」購入者向けのデジタルアセット担保ローン提供開始を10月20日に発表した。

NOT A GARAGEは、NOT A HOTEL社が提供する、プライベートジェットやヘリコプター、クルーザーなどのモビリティを必要な分だけ所有できるサービスだ。

フィンターテックの今回の取り組みでは、NOT A GARAGE購入費用につき、ビットコイン(BTC)およびイーサリアム(ETH)を担保にすることで、最大5億円までの融資が受けられる。

担保掛目はBTC・ETH共に40%。保証人は不要で、契約期間は1年。返済方式は元利一括返済だ。契約期間には延長またはロールオーバーもあり、期中全額返済も可能。延長時は利息のみ返済をする。貸付利率は1年目が実質年率で0.0%~3.0%、2年目以降は3.2%~6.0%となっている。なお遅延損害金は年率15%だ。

NOT A HOTEL社は、購入した部屋を住宅や別荘として利用するだけでなく、旅行や出張で家を空ける際にはホテルとして運用できる不動産を販売するサービス「NOT A HOTEL」を提供する企業。フィンターテックでは2022年7月より、NOT A HOTEL購入者向けのデジタルアセット担保ローンを提供開始していた。

なお暗号資産(仮想通貨)を担保に現金を借り入れるメリットは、暗号資産を売却しないため、含み益の利益確定を伴わずに保有する暗号資産を有効活用できる点である。

画像:iStocks/Ket4up

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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