東証グロース上場モブキャスト、財務戦略でソラナ(SOL)購入へ

モブキャストがSOL購入へ

東証グロース上場のモブキャストホールディングスが、新たに「ソラナ・トレジャリー事業」を開始すると10月3日に発表した。

同事業にあたりモブキャストは、新株予約権の第三者割当により資金調達を行い、調達資金のうち5.5億円を暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)の購入費用や当該事業関連費用に充当する予定とのこと。SOLの購入は11月から来年10月にかけて実施されるようだ。

ソラナ・トレジャリー事業の目的は、「株主価値の最大化と上場維持基準の達成」、「次なる収益エンジンの確立」、「コア事業との将来的な連携可能性の追求」とのこと。

取得したSOLについては、中長期的な資産価値の増大によるキャピタルゲインを狙うと同時に、ステーキング等を活用することで、事業の安定収益基盤となるインカムゲインを創出するという。これにより株主価値の最大化を目指すとのこと。

また第三者割当により調達した資金の一部および、SOLにより創出された原資をもとに、ファンへの貢献度に応じたNFT付与など、モブキャストの主力事業「ソーシャル・エンターテイメント&メディア事業」とのシナジーを検証するプロトタイプの開発に着手するという。

将来的には、これらの実証実験で得られた知見を基に、外部のクリエイターや開発者コミュニティをも巻き込んだ、モブキャスト独自のWeb3エコシステムの形成を検討しているとのこと。

ソラナの具体的な購入金額及び購入時期については現時点では未定とのこと。投資計画に基づき、新株予約権による調達資金の状況およびSOLの市場価格の状況をみながら進めていくとのことだ。

なおモブキャストは同日、新株予約権および少人数私募による無担保普通社債により、13億6,420万円の調達予定を発表している。新株予約権の割当予定先は、EVO FUNDと同社代表取締役CEOの藪考樹氏とのことだ。

参考:モブキャスト
画像:PIXTA

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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