フォワードインダストリーズがソラナ初購入、取得した682万2,000SOLはステーキングに

Forward Industriesが約682万SOL取得

米ナスダック(Nasdaq)上場企業フォワードインダストリーズ(Forward Industries)が、暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)の初回購入を完了したと9月15日に発表した。

同社は合計682万2,000SOLを約15億8,000万ドル(約2,327億円)で取得。1SOLあたりの平均取得額は約232ドル(約3万4,160円)となったとのこと。ソラナの取得は市場での購入とオンチェーン取引を通じて実施されたという。

オンチェーンでの取得は、ソラナ(Solana)上のDEX(分散型取引所)アグリゲーター「ディーフロー(DFlow)」を通じて約100万ドル分のSOLが購入されたとのこと。この取引に必要な流動性は、ディーフローに統合されたプロバイダーの1つであるソルファイ(SolFi)を介して提供されたという。

さらに、今回取得したすべてのソラナはすでにステーキング済みとのことだ。

フォワード・インダストリーズは、医療・テクノロジー分野にサービスを提供してきたグローバルデザイン会社。60年以上にわたり世界の大手企業やブランド向けに製品開発・製造を手がけてきた。9月から同社は、ソラナに特化した暗号資産トレジャリー(財務資産)戦略を展開している。

フォワードインダストリーズは9月11日、ソラナに特化した暗号資産トレジャリー(財務資産)戦略を開始するため、16億5,000万ドル(約2,430億円)規模のPIPE(限定投資家への私募増資)を完了していた。調達した資金は今回のソラナ購入に充てられている。

このPIPEは、暗号資産運用企業ギャラクシーデジタル(Galaxy Digital)、大手投資会社マルチコインキャピタル(Multicoin Capital)、ブロックチェーンインフラ企業ジャンプクリプト(Jump Crypto)が主導した。

ちなみにオンチェーン分析プロバイダーのルックオンチェーン(Lookonchain)は9月15日、アーカム(Arkham)のデータを引用し、ギャラクシーデジタルが5日間で合計約650万SOLを取得したとXで報告した。

参考:フォワードインダストリーズ
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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