インタートレードが米Fireblocksと提携、日本企業のWeb3インフラ導入支援で

インタートレードがFireblocksと提携

金融機関向けソフトウェアハウスであるインタートレードが、デジタル資産インフラストラクチャプロバイダー米Fireblocks(ファイアブロックス)との戦略的パートナーシップ締結を3月5日に発表した。

これにより両社は、インタートレードの持分法適用関連会社のデジタルアセットマーケッツと協力し、日本の金融機関および企業向けにWeb3インフラ構築支援を行うとのこと。

具体的には、Fireblocksを活用したWeb3サービス開発支援として、デジタル資産管理ソリューション、コンプライアンスソリューション、組込型web3ウォレット、トークン化ソリューション、Fireblocksネットワーク、その他ソリューションを提供する。他にもFireblocksを活用したデジタルアセットマーケッツのデジタル資産流通システム開発やFireblocksを活用した新規ソリューション検討も行っていくという。

インタートレードは、ウォレット機能や取引システム、カバーシステム等のシステム領域において要件定義・開発・適用保守を支援する。またデジタルアセットマーケッツは事業企画や規制対応、UIUXデザイン、ブロックチェーン技術全般、運用体制整備など業務領域において、サービス構想・企画から要件定義・開発・適用保守を支援していくとのこと。

インタートレードは、証券会社向けのディーリングシステムや外国為替証拠金取引業者向けカバーシステム、暗号資産取引及び運営業務全般プラットフォームなどのパッケージソフトを提供しており、これまでデジタルアセットマーケッツと連携して大手企業向けにWeb3サービス開発支援を行っていた。

一方でFireblocksは、デジタル資産インフラ分野のソリューションをグローバルに展開しており、現在はBNYメロン、Galaxy(ギャラクシー)、Revolut(レボリュート)をはじめとする2,000以上の企業がFireblocksの技術を活用し、100以上のブロックチェーンと2億5,000万以上のウォレットにおいて、7兆ドル超のデジタル資産取引の安全性を確保しているとのこと。

インタートレードはWeb3サービス開発支援を行うなかで、日本企業におけるセキュリティ強化や分散型システムへの需要の高まりとデジタル資産の強固なオンチェーンセキュリティ構築の必要性を課題に感じていたという。今回の提携は、インタートレードおよびFireblocksの事業の方向性、戦略が合致し、一定のシナジーが見込めることから、実施に至ったと説明されている。

Fireblocksと日本企業の取り組みにおいては、Fanplus(ファンプラス)とFanpla(ファンプラ)が協働・推進する「音楽エンターテイメント業界におけるWeb3経済圏の構築プロジェクト」において、Fireblocks提供の「組み込み型ウォレット」導入が2月19日に発表されている。

この「組み込み型ウォレット」導入は、FanplusとFanplaによるWeb3プロジェクトの本格始動に向けて行われた。なお同ウォレット採用は日本市場において初の事例となるようだ。

なおFireblockは、2024年に日本オフィスを設立し、日本マーケット戦略に必要なパートナーシップを模索しているとのことだ。

参考:インタートレード
画像:iStocks/jittawit.21

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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