サッカー「マッチャモーレ京都山城」、FiNANCiEでトークン発行

マッチャモーレ京都山城がFiNANCiEでトークン発行

次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」が、サッカークラブ「マッチャモーレ京都山城」のトークン新規発行と販売開始を11月11日発表した。

「マッチャモーレ京都山城」はJ9相当の京都フットボールリーグ3部に所属するサッカークラブ。2020年8月に京都府山城地域で創設され、2021年4月から京都フットボールリーグに参入。2030年までにJリーグ昇格を目指して活動しているとのことだ。

トークンの販売によるファンディングで集まった資金は「チーム強化」と「地域との繋がり作り」を目的に、「監督や選手の招聘・チームグラウンド建設」および「完全無償のサッカー教室『みんなのサッカー広場』の提供」や「パートナー企業とのコラボイベント」などに使用する予定だという。

なお今回FiNANCiE上で発行されるトークンは「MæTCHAありがトークン」として販売されるとのことだ。

「MæTCHAありがトークン」購入者は特典として、チーム運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。

また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供されるとのことだ。さらにトークンを保有すると「FiNANCiE」内の「マッチャモーレ京都山城」コミュニティにも参加が可能だ。

なお「FiNANCiE」で発行されているトークンは、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのことだ。

現在発表されている投票企画案として、「来季ユニフォームデザイン投票」や「2022シーズンMVPを決めよう!」、「2023チームスローガンを決めよう!」がある。また抽選特典案としては「初代ユニフォーム(非売品)プレゼント」や「選手と一緒に宇治半日観光」、「選手と一緒に抹茶アート体験教室」がある。

「MæTCHAありがトークン」の初回販売は11月11日11時から開始しており、12月26日21時まで実施される予定だ。

なお「MæTCHAありがトークン」の販売には5,000pt~30,000ptで購入できるメニューが7種類用意されている。それぞれでは獲得できるトークンと特典、販売数が異なる。

それぞれのメニューでは、購入pt分の「MæTCHAありがトークン」付与および前述した投票および抽選企画等への参加権とトークン保有数に応じた特典。そしてNFTとなる「初期サポーター記念コレクション」が提供される。またメニューによっては「オリジナルタオル」や「12/3祝勝パーティーご招待」、「2023新ユニフォーム」、「全選手サイン入り2023新ユニフォーム(ホーム)」、「塚本亮直筆メッセージ入り書籍5冊セット」が特典となっている。

なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。

「あたらしい経済」編集部は今回の取り組みに関して、マッチャモーレ京都山城の代表である塚本亮氏より以下のコメントを得た。

『マッチャモーレ京都山城は、京都府南部に位置する山城地域を拠点に「2030年までのJリーグ参入」を目指して活動しているサッカークラブです。この度、法人設立2周年となる11月11日から「FiNANCiE」にて、トークン発行型クラウドファンディングを開始することになりました。マッチャモーレが掲げる「共創の精神」でトークンホルダーの皆様と一緒に山城を魅力溢れる地域にするべく活動を行って参ります。スポーツの力でより良い地域社会づくりを。応援宜しくお願い致します!』

関連ニュース

ッカー「SR KOMATSU」、FiNANCiEでトークン発行

元サッカー日本代表「木村和司」がFiNANCiEでトークンを発行

湘南ベルマーレフットサルクラブが社会課題解決目指し、FiNANCiEでトークン発行

沖縄の農業生産法人クックソニア「畑人3.0プロジェクト」、FiNANCiEでトークン発行

三島のウイスキートークン「key3」とは? FiNANCiEで実現目指す世界一のウイスキーと地方創生

デザイン:一本寿和
images:iStocks/matimix

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【5/2話題】ビットコインが下落、米検察がブロック捜査、レイヤーゼロがスナショなど

ビットコインが6%近く下落、FOMC控え 最高値から22%安、米連邦検察、米決済ブロックの社内業務を調査=報道、レイヤーゼロがスナップショット実施、エアドロ間近か、テザー社、Q1が過去最高益45億ドル超に、純資産額も初公表、米セキュリタイズがブラックロックらから4700万ドル調達。サークル、アプトスラボ、パクソスも参加、HashKey DX・リップル・SBI Ripple Asiaが提携、法人向けの「XRP Ledger」の日本市場導入で、「スイ(SUI)」のミステンラボ、グーグルクラウドと提携、親クリプト派マクヘンリー米下院議員、SECのイーサリアム調査を非難、ストライプで「AVAX」の購入が可能に、アバランチとコアウォレットに統合で、ユニスワップウォレットに「Robinhood Connect」統合、ロビンフッド内の資金で暗号資産購入可能に、イーサリアムL2「Scroll」がアップグレード実施、EIP-4844に対応、クリプトヴィレッジのLocal DAO、旧山古志に続き「長野県天龍峡」と「宮崎県椎葉村」を選定。「Nishikigoi NFT」保有者の投票で決定へ

ユニスワップウォレットに「Robinhood Connect」統合、ロビンフッド内の資金で暗号資産購入可能に

「ユニスワップ(Uniswap)」のモバイルアプリ「ユニスワップウォレット(Uniswap Wallet)」にオンランプ機能「ロビンフッドコネクト(Robinhood Connect)」が統合され、同アプリではロビンフッド内の資金で暗号資産(仮想通貨)の購入が可能となった。このことはユニスワップが4月29日発表した