エドシーランのコンサートチケットをブロックチェーン管理、英ウェンブリースタジアム

エドシーランのコンサートチケットをブロックチェーン管理

英国の有名サッカースタジアム「ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)」が、6月に開催されるエド・シーラン(Ed Sheeran)のコンサートで、ブロックチェーン技術活用のチケッティングソリューション「TIXNGO」を活用することが5月20日に分かった。

これまでに「TIXINGO」は、「ヨハン・クライフ・アリーナ」や「スタッド・ド・フランス」など、世界の主要なスタジアムやイベントで利用されてきた。また2021年のUEFA欧州選手権では、UEFAが大規模な導入に成功した実績もあるという。

「TIXNGO」は、スマホファーストで暗号化されたデジタルチケットを作成し、偽造チケットのリスクを排除するためのソリューションだ。

「TIXNGO」を通して作成・販売されたチケット所有者は、デジタルウォレットにて、いつでも安全にチケットをダウンロード、譲渡、保管などができるようになるとのことだ。あなお「TIXNGO」のアプリはiOSとAndroidどちらでもダウンロードできる。

ちなみに「ウェンブリー・スタジアム」の最大収容人数は9万人。そして「ウェンブリ・スタジアム」では、エド・シーランのコンサート後もこのソリューションの継続利用が検討されているようだ。

ウェンブリー・スタジアムのイベント運営責任者ポール・スマイス(Paul Smyth)氏は、次のようにコメントしている。

「私たちは、スポーツイベントだけでなく、さまざまなタイプのイベントに対応できる、最先端の安全なモバイルチケットソリューションを探していました。TIXNGOはまさにこれを実現し、すべてのファンに安全でシームレスなチケッティング体験を提供しています」

TIXNGO UKのマネージングディレクターであるデヴィッド・ホーンビー(David Hornby)氏は、次のようにコメントしている。

「チケット販売と幅広いデジタル・エコシステムを統合することは、スタジアムのデジタル化の野望を達成するために不可欠な要素となっています。ポールと彼のチーム、そしてウェンブリーの他のテクノロジー・パートナーと協力して、この最も象徴的なスタジアムを訪れるすべての人々に、次世代のファン体験を提供できることに興奮しています」

参考:TIXINGO
images:ロイター

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【4/26話題】コンセンシスがETH規制でSECを提訴、米国政府マネーファンドがP2Pで転送可能になど

米コンセンシス、イーサリアム(ETH)規制めぐり米SECを提訴、フランクリン・テンプルトン、「米国政府マネーファンド」をP2Pで転送可能に、オーケーコインジャパンにオプティミズム(OP)上場へ、国内3例目、米決済ストライプ、「USDC支払い」今夏から導入へ、Fireblocks、機関向けのDeFiセキュリティ機能を拡張、アーサーヘイズ、ビットコインの強気相場続くと予想、コスモス「IBC」でトークン無限発行のバグ修正、アシメトリックリサーチ報告、ビットコインの改善提案「BIP420」公開、スマコン追加やゼロ知識証明など実装に向け、エルサルバドル、公式デジタルウォレット「Chivo」のソースコード流出、米SEC、テラフォームラボと創業者に約53億ドルの支払い命じる