米コインベース、ヘッジファンドのワンリバーと提携

コインベースがワンリバーと提携

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、米ヘッジファンド運用会社のワンリバー(OneRiver Digital Assessment Management)と提携したことが2月11日分かった。

今回の提携によりコインベースは、暗号資産取引およびカストディサービスをワンリバーへ提供したとのこと。

これにより暗号資産へ投資が可能なワンリバーのSMAプラットフォーム「ワン・デジタルSMA(ONE Digital SMA)」を、ウェルス・マネージャー(富裕層の資産管理・運用業務者)に提供することが可能になったとのことだ。SMAとはラップ口座のことで、金融機関が顧客の資金を預かり、有価証券に関する運用と管理を行うサービスだ。

コインベースは今回の提携について「投資家は高品質で多様なデジタル投資戦略へのエクスポージャーをますます求めています」とし、「その期待に応えるため機関投資家は、洗練されたツールや取引機能を武器に、迅速に行動する必要があります」と発表にて説明している。

また発表によると「ワン・デジタルSMA」は、コインベース(Coinbase)の機関投資家向けサービス「コインベースプライム(Coinbase Prime)」にサポートされているとのことだ。

「コインベースプライム」は、取引とカストディサービスを融合させた金融機関、機関投資家、暗号資産投資をする企業向けに昨年9月リリースされたサービスだ。

このサービスは既に、企業としてビットコインの購入を積極的に進めているマイクロストラテジー(MicroStrategy)や香港の画像加工ソフト開発企業のメイツ(Meitu・美図)などが暗号資産投資の際に利用しているとのことだ。

関連ニュース

米コインベース、機関投資家向け「Coinbase Prime」正式版リリース

コインベース、機関投資家向け「Coinbase Prime」のベータ版リリース

【10分解説】企業のビットコイン市場への参入加速か? コインベースPrimeとは?

参考:コインベース 
デザイン:一本寿和
images:iStock/Ninja-Studioartacet・metamorworks

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【5/17話題】スラッシュがSlash Vプリカ SHOP開始、SECのSAB121覆す決議案が可決など

スラッシュが「Slash Vプリカ SHOP」開始、暗号資産でVプリカ購入可能に、米上院、SECの暗号資産会計ルール「SAB121」を覆す決議案を可決、インド証券取引委員会、暗号資産取引の監督に前向き、準備銀行とは対照的に、仏証券監督当局、投資家にBybitの無登録営業を警告、KuCoin、ナイジェリアの規制準拠に向け一部サービスを停止、米CME、ビットコイン現物取引の提供検討か=報道、リップル、「XRP Ledger」をコスモスのインターチェーンに接続、マスターカードがカーボンクレジットのトークン化における概念実証完了、スタンダードチャータード銀行らと、DTCC、大手銀行らとファンドのトークン化推進する「Smart NAV」の実証実験完了。チェーンリンク活用で

︎マスターカードがカーボンクレジットのトークン化における概念実証完了、スタンダードチャータード銀行らと

決済大手の米マスターカード(Mastercard)が、スタンダードチャータード銀行香港(Standard Chartered Hong Kong:SCBHK)及びその関連会社と、顧客預金およびカーボンクレジットのトークン化における試験的な概念実証(proof-of-concept pilot:PoC pilot)の完了を5月14日発表した