東京大学、ワールドのAMPCネットワーク参画

東大がWorldのAMPCネットワーク参画

東京大学松尾・岩澤研究室が、人間証明基盤「ワールド(World)」のグローバルAMPC(匿名化マルチパーティ計算)ネットワークに参画した。ワールドへの開発貢献主体ツールズ・フォー・ヒューマニティ(Tools For Humanity:TFH)が4月20日に発表した。

発表によると、同研究室はワールドのAMPCネットワークを支える独立したノードインフラの運用を担うという。ワールドとしては、東京大学を含む学術機関との連携を強化し、技術面と倫理面の両立を重視した次世代インフラの構築体制を充実するとしている。

AMPCネットワークは、ワールド提供の本人性証明システム「ワールドID(World ID)」の一意性確認に用いられるオープンソースのMPC基盤だ。毎秒最大5,000万回の1対1の一意性比較が可能とされている。

また、同ネットワークにはフリードリヒ・アレクサンダー大学(FAU)、UCバークレーRDI(UC Berkeley Center for Responsible Decentralized Intelligence)、韓国科学技術院(KAIST)などの機関が参加しているという。

各機関は、同ネットワークを支える独立した運営主体とのこと。そのためワールド財団とTFHは、いずれも同ネットワークの計算プロセスに関与していないという。

東京大学の松尾豊教授は今回の取り組みについて、「生成AIやAIエージェントが急速に進化する今、画面の向こう側にいるのが人間かAIか判別することは、既存の技術では難しく、今後極めて重要なテーマになる」と発表にて説明した。そのうえで、「こうした中でワールドが提供する人間証明が、今後の情報システムを支える不可欠な基盤になることを期待します」と述べた。

なおワールドは4月17日、新しいワールドIDプロトコルのアップグレードを発表した。あわせて、マッチングアプリ「ティンダー(Tinder)」での展開拡大、オンライン会議サービス「ズーム(Zoom)」との統合発表、リーガルテック企業「ドキュサイン(Docusign)」との協業方針なども公表した。

画像:PIXTA

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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