ジェミナイがトークン化株式14銘柄追加、マクドナルド・コカコーラ・スターバックスなど

ジェミナイがトークン化株式追加

ウィンクルボス(Winklevoss)兄弟が運営する海外暗号資産(仮想通貨)取引所ジェミナイ(Gemini)が、新たにトークン化株式14銘柄の取扱いを開始したと7月14日に発表した。

今回追加された銘柄は、シスコシステムズ(CSCO)、アドビ(ADBE)、スノーフレーク(SNOW)、ハットエイト(HUT)、マクドナルド(MCD)、コカコーラ(KO)、スターバックス(SBUX)、ナイキ(NKE)、フォード(F)、ヤムブランズ(YUM)、デルタ航空(DAL)、ブッキングホールディングス(BKNG)、ウーバーテクノロジーズ(UBER)、カーニバルコーポレーション(CCL)、ロケットラボ(RKLB)だ。

発表では、追加されたトークン化株式の数は14銘柄と記載されているが、公表されたリストには上記の15社の名前が挙がっている。

これらのトークン化株式は、ジェミナイのEU地域の適格ユーザー向けに提供されている。なお取引には1.49%の手数料が発生するとのこと。また、現時点ではモバイルアプリ経由でのみ取引が可能で、Web版では利用できないという。

ジェミナイで提供されているトークン化株式には、米国株式に1:1で裏付けられたトークン化株式サービスのディーシェアーズ(dShares)が活用されている。

ディーシェアーズは、米サンフランシスコに拠点を置くトークン化株式サービス企業ディナリ(Dinari)が提供している。同社は名義書換代理人(トランスファーエージェント)として、米証券取引委員会(SEC)に登録されているとのこと。

ディーシェアーズでは、1株単位ではなく小口からの購入が可能だ。暗号資産と同様に24時間365日、オンチェーンでの取引に対応している。さらに、米国株式の取引時における為替変動や高い取引手数料といった課題も、オンチェーン取引を通じて解消されるとのこと。

現在、ディーシェアーズはアービトラムのほか、イーサリアム、ベース(Base)、ブラスト(Blast)、キント(Kinto)といった複数のチェーンに対応しているという。

なおジェミナイで提供されているトークン化株式は、イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2ネットワークであるアービトラム(Arbitrum)上で発行されているとのことだ。

また、すでにジェミナイで提供されているトークン化株式には、ストラテジー(MSTR)、アップル(AAPL)、アマゾンドットコム(AMZN)、ウォルトディズニーカンパニー(DIS)、グーグル(GOOGL)、マイクロソフト(MSFT)、ネットフリックス(NFLX)、インテル(INTC)、デルテクノロジーズ(DELL)、メタプラットフォームズ(META)、コインベースグローバル(COIN)、マラホールディングス(MARA)、サークルインターネットグループ(CRCL)、SPDR S&P 500 ETFトラスト(SPY)、ロビンフッドマーケッツ(HOOD)、ゴールドマンサックスグループ(GS)、ボーイング(BA)、ロッキードマーティン(LMT)、テスラ(TSLA)、エヌビディア(NVDA)、コストコホールセール(COST)、ロブロックス(RBLX)の22銘柄がある。

参考:ジェミナイ
画像:iStocks/null

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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