Aniqueがデジタルアート売買機能「オファー」を提供開始

Aniqueがデジタルアート売買機能「オファー」を提供開始

Anique株式会社が、同社提供のサービス「Anique(アニーク)」において、新たにデジタルアート売買機能「オファー」の提供を開始したことを4月8日プレスリリースにて発表

Aniqueはブロックチェーン技術を活用し、日本のアニメやマンガ、ゲームのアートワークのデジタル所有権を販売し、世界にひとつだけのコレクションとして保有・売買することを可能にするサービス。同サービスではこれまで『進撃の巨人』『serial experiments lain』(シリアルエクスペリメンツレイン)『STEINS;GATE』『魔法使いの嫁』『ロボットガールズ』『七つの大罪』『けものフレンズ』の特典付き公認デジタルアート数百点を出品している。

デジタルアート売買機能「オファー」は、同サービスで提供されたデジタルアートワークの持ち主に対して、同デジタルアートワークの譲渡を希望するユーザーが、金額とともに譲渡を申し込める機能とのこと。現在の持ち主から、次の持ち主へとデジタル所有権を譲渡することができる。

現在のデジタルアートワークの持ち主は、自身の保有する作品に対して行われたオファーのうち、最も高く設定された希望金額のオファーのみを受け付けることができるとのこと。また、希望金額はオファー中でも変更することができ、現在提示している希望金額以上の値で、再度オファーをしなおすこともできるということだ ・同機能によって、アニメ・マンガ・ゲームをはじめとしたデジタルアートワークを二次流通市場で売買可能とし、売却金額の一部を創り手に還元する、世界初の取り組みとなるとのこと。

なお作品によっては、オファー対象外の場合もあり、著作権については原作者や製作委員会が保有をする。

編集部のコメント

Aniqueのデジタル所有権の仕組みは、作品のひとつひとつに、変更できないIDが割り振られ、デジタル所有権とオーナーのアカウントが紐付けられます。そのデジタル所有権がブロックチェーン上の台帳に記録されることで、各オーナーが作品を保有していることが証明される仕組みとなっています。また作品のデジタル所有権を保有するオーナーだけが、作品に紐づく特典体験を受けることが可能になります。

いままでAniqueでは、デジタル所有権を所有することのみで売買をすることが出来ませんでした。今回のオファー機能が追加されたことで、作品の二次流通をすることができ、今後の作品所有者の来歴がブロックチェーンに記録されることになります。さらに譲渡金額の一部は作品の創り手に還元されます。このことによってAniqueがブロックチェーンの特性をより活かすことになり、どのように売買が活気づくか注目です。

コメント:大津賀新也(あたらしい経済)

(images:LuckyStep48,Tuadesk)

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あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

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