東京大学ブロックチェーン公開講座、2025年度受講の申込受付が開始

東京大学ブロックチェーン公開講座の申込受付が開始

東京大学ブロックチェーンイノベーション寄付講座による、2025年度ブロックチェーン公開講座の受講申込が開始した。なおこの講座は、学生・社会人問わず無料にて受講可能。4月から12月までの約9ヶ月間のうち毎週火曜日の18:45~20:30にて、東京大学本郷キャンパスおよびオンラインのバイブリッド形式で開催される。

このブロックチェーン公開講座は、日本国内におけるブロックチェーン技術の普及とWeb3人材の育成を目的とし、2024年度に初めて開講した。7,000件以上の申し込みがあり、多くの大学生・社会人・エンジニア・起業家が受講した。

この講座では、ブロックチェーン技術の基礎から応用、スマートコントラクト開発、トークンエコノミクス、DeFi(分散型金融)、DAO(分散型自律組織)など、技術と知識を体系的に学べるという。2025年度は多様な受講生がより学びやすいようにカリキュラムを改善し、Web3業界の最前線を学べる内容を提供するとのこと。

2025年度講座では、参加者が受講しやすいよう、Term1とTerm2に分け、プログラミング学習も自主学習型でサポートするという。

Term1では初学者向けにブロックチェーンの基本設計や非中央集権の考え方が学べ、Term2では暗号学(ゼロ知識証明)やブロックチェーン技術の深い理解を目指し、業界関係者にも有益な内容になっているとのこと。

またプログラミング学習では、生成系AIを活用した自主学習を導入。基礎的なLinux操作やスマートコントラクト開発環境の構築については、講義を実施するという。

その他にも、受講者の理解度向上のため、試験を実施し回答者にはSBT(Soulbound Token)となる修了証が発行されるとのこと。

さらにこれら座学講義に加え、受講者が実際にブロックチェーン技術を活用したプロジェクトを考案するグループワークも実施するという。技術者だけでなくビジネスパーソンやデザイナーなど、多様な背景を持つ受講者同士が協力し、Web3を活用した新たなアイデアを創出するとのこと。

そして2025年度は、受講者同士のネットワーキングを強化し、講義の理解を深めるため交流の機会を増やすとのこと。オンライン(Discord)や対面受講でのコミュニケーションの活性化を図り、受講者同士の意見交換を促進する環境を整えるとのことだ。

公開講座概要

・受講期間:2025年4月~12月(毎週火曜日の18:45-20:30。初回は4/8)
・講義形式:東京大学本郷キャンパスおよびオンライン(ハイブリッド形式)
・受講対象:学生・社会人問わず
・受講料:無料
公式サイト

申し込みはこちら

・2025年度の受講申し込みはこちらのフォームから

画像:PIXTA

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