TON、Telegramミニアプリの独占的なブロックチェーン基盤に

TON財団とTelegramがパートナーシップ拡大

パブリックブロックチェーン「オープンネットワーク(The Open Network:TON)」が、メッセージングアプリ「テレグラム(Telegram)」で展開されるミニアプリの独占的なブロックチェーン基盤になるとのこと。「TON」の開発を支援するTON財団(TON Foundation)が1月23日発表した。

これは「TON」と「テレグラム」によるパートナーシップ拡大の一環とのこと。これまで「テレグラム」が提供するプラットフォーム上での支払いには、「TON」の独自トークン「トンコイン(Toncoin:TON)」が使用されてきた。そして、今後も「テレグラム」で使用される暗号資産は「トンコイン」に限定される方針だという。

なお「テレグラム」プラットフォームには、テレグラムスターズ(Telegram Stars)、テレグラムプレミアム(Telegram Premium)、テレグラムAds(Telegram Ads)、テレグラムゲートウェイ(Telegram Gateway)などが含まれている。

また今回のパートナーシップには、「テレグラム」のミニアプリにブロックチェーンウォレットを統合するためのウォレット接続プロトコルとして、「TON」が提供する「TONコネクト(TON Connect)」の採用も含まれているという。

これによりテレグラム上の「Web3ミニアプリ」で、「TON」を利用したブロックチェーントランザクションの接続および認証が可能になるとのこと。なおミニアプリの開発者は、今年2月までに「TONコネクト」を接続する必要があるとのことだ。

オープンネットワーク(TON)とは

「TON」は、テレグラムCEOパベル・デュロフ(Pavel Durov)氏が開発を開始したブロックチェーンプロジェクトだ。「テレグラム」との連携を基盤にしたブロックチェーンとして開発が進められていたものの2020年に米国証券取引委員会(SEC)の規制により開発は中止。その後TON財団が開発を引き継いでいた。

なお今年1月に「TON」の総トランザクション数は21億件を突破している。

参考:TON財団
画像:iStock/NKTN

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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