米ロビンフッド、独自ステーブルコイン発行を検討か=報道

ロビンフッドが独自ステーブルコイン発行か

株式や暗号資産(仮想通貨)の取引アプリを提供する米ロビンフッド・マーケッツ(Robinhood Markets)が、独自ステーブルコインの発行を検討しているとブルームバーグが9月27日報じた。

このことは事情を知る関係者からの情報だという。記事では米コインデスク(CoinDesk)が18日に先行して報じた、英フィンテック大手のレボリュート(Revolut)のステーブルコイン発行の可能性についても触れられている。

関係者の話によるとロビンフッドおよびレボリュートは、いずれもステーブルコインの発行を検討しているものの、まだ踏み出せない状況であるとのことだ。

ザブロック(The Block)の報道では、ロビンフッドの広報担当者がその可能性を否定することなく、ステーブルコインを発行する「差し迫った計画はない」と述べたとのこと。

またレボリュートの広報担当者は、ステーブルコインについては直接言及せずに、同社が暗号資産(仮想通貨)の提供をさらに拡大する計画であるとザブロックへ話したという。

18日のコインデスクの報道では、レボリュートのステーブルコイン開発は「かなり進んでいる」と伝えられていた。

独自ステーブルコインの発行については18日に、デジタル資産のカストディサービスを提供するビットゴー(BitGo)が、その予定について正式発表している。

発表によるとビットゴー発行予定の独自ステーブルコインは「USDS」の名称で、2025年1月に発行する計画であるとのこと。

「USDS」は、米ドルの価格と1:1の割合で発行されるステーブルコイン。現金や短期国債、翌日物(オーバーナイト)レポによって、その価値は完全に裏付けられているとのことだ。

参考:ブルームバーグ
画像:iStocks/Who_I_am

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【10/10話題】GUグループがあおぞら銀行とステーブルコイン発行で提携、トランプのDeFiがAave上でサービス立ち上げかなど(音声ニュース)

GUグループがあおぞら銀行とステーブルコイン発行に向け提携、「トークン転換権付き社債」で1.5億円の資金調達も、トランプ一族のDeFiプロジェクト、「Aave」上でのサービス立ち上げ提案、コロンビアのネオバンクLittioがイーサリアムからアバランチへネットワーク移行。RWA需要の高まり受け、米資産運用会社VanEck、3000万ドル規模のブロックチェーン・暗号資産特化ファンド設立、FBI、捜査のために独自トークン「NexFundAI」発行、BLOCKSMITH、顔認証Web3ウォレットで特許取得、MARA、ビットコインマイニング事業にシェールガスを活用する試験開始、カナリーキャピタル、米SECに「XRP現物ETF」のS1申請書を提出、HBOのドキュメンタリー「Money Electric」がビットコインの生みの親はピーター・トッドだと主張し話題に=ロイター

トランプ一族のDeFiプロジェクト、「Aave」上でのサービス立ち上げ提案

米前大統領で2024年大統領選の候補者であるドナルド・トランプ(Donald Trump)氏とその家族が関わる暗号資産(仮想通貨)プロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル(World Liberty Financial:WLF)」が、DeFi(分散型金融)レンディングプラットフォーム「Aave(アーベ)」のガバナンスフォーラムに提案書を10月9日提出した