F1「レッドブル・レーシング」がBybitとスポンサー契約、ファントークン発行も

F1チームのオラクル・レッドブル・レーシングがBybitとスポンサー契約

F1チームの「オラクル・レッドブル・レーシング(Oracle Red Bull Racing)」が、暗号資産(仮想通貨)デリバティブ取引所バイビット(Bybit)と複数年によるスポンサー契約を締結したことが2月17日分かった。

なお発表によると今回の契約金は、暗号資産関連企業によるスポーツチームとの契約において史上最高額とのことだ。各社報道では3年間の契約で1億5000万ドル(約173億円)と見積もられている。

バイビットは今回のスポンサー契約締結により、「オラクル・レッドブル・レーシング」のプリンシパルチームパートナー、暗号資産取引所パートナー、テックインキュベータパートナーになるとのことだ。そしてレーシングマシンのフロント・ウィングとリア・ウィングには、バイビットのロゴが大きく掲出されることになる。

またレッドブル・レーシングは「バイビットがファントークン発行パートナーとして、オラクル・レッドブル・レーシングのファンエンゲージメントを高めるというミッションを拡大します」と説明もしている。

「オラクル・レッドブル・レーシング」は、レッドブル・レーシング・ホンダが昨年に提携した、クラウドインフラストラクチャ企業オラクル(Oracle)とのパートナーシップ拡大による新チーム名称だ。2月9日に今季2022年の新型車両とオラクルとのタイトルスポンサー契約が発表され、同日よりチームのエントリー名は「オラクル・レッドブル・レーシング」へ変更された。

昨年5月には、レッドブル・レーシング・ホンダ(Red Bull Racing Honda)とブロックチェーンテゾス(Tezos)は技術提携をしている。この提携はレッドブル・レーシング・ホンダが、チーム初のデジタルコレクティブルNFTシリーズを、テゾスブロックチェーンで独占的に販売する内容だった。

また暗号資産取引所とF1チームによる提携事例としては、今月15日にバイナンス(Binance)が、アルピーヌF1チーム(BWT Alpine F1 Team:旧ルノーF1チーム)と提携を発表した。この提携により「バイナンスファントークンプラットフォーム(Binance Fan Token Platform)」にて、アルピーヌF1チームの公式ファントークンを発行するとのことだ。

関連ニュース

F1チームのレッドブル・レーシング・ホンダ、テゾスブロックチェーンと提携

バイナンス、公式ファントークン第4弾はF1チームのアルピーヌ

参考:レッドブルレーシング
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Daniel-Rodriguez-Tirad・Svetlana-Borovkova

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道