ミャンマー国民統一政府、米ドルステーブルコイン「USDT」の国内利用受け入れか=報道

ミャンマー公式通貨としてテザー受け入れか

ミャンマー連邦共和国の合法的な政府であると主張する機関、国民統一政府(NUG)が、米ドルペッグのステーブルコイン「テザー(USDT)」を国内の公式通貨として受け入れたとして、ブルームバーグが12月13日報じた。

NUGは、2021年2月1日にミャンマーにおいて同国国軍が企図したクーデターを発端に、暫定政府となった軍事政権へ対抗するため樹立された組織である。アウンサンスーチー氏が国家顧問を務めている。

報道によるとテザーの公式通貨への受け入れについて、「現在の貿易、サービス、決済システムを容易かつスピードアップするために国内で使用する為」とNUG財務大臣のティントゥンナイン(Tin Tun Naing)氏が自身のFacebookへ12日投稿したとのことだ。

また今回ステーブルコインを導入したのは、昨年5月にミャンマーにおいて全てのデジタル通貨を違法とした同国中央銀行への反抗を示すものであるともされている。

参考:ブルームバーグ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/shaadjutt・Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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