フォビトラスト香港、カストディサービス提供を表明

フォビトラスト香港、カストディサービス提供を表明

フォビ・テクノロジー・ホールディングス(Huobi Technology Holdings Limited)の子会社フォビ・トラスト・香港(Huobi Trust Hong Kong)が、カストディサービスを提供することを10月21日に表明した。

暗号資産市場の拡大と機関投資家の参入を受け、フォビ・トラストは各地域のコンプライアンス基準に応じてカスタマイズ可能な資産管理サービスを提供していくと発表された。

同社はフォビ・テクノロジー・ホールディングスの支援を受け、カストディサービス、ウェルスマネジメント、プライベートカスタマイゼーションなどを含む、包括的な暗号資産信託サービスプロバイダーを目指すとのことだ。

またフォビ・トラストは透明性やセキュリティも重視しており、香港のマネーロンダリングおよびテロ資金供与対策に関する法律に準拠したライセンスを取得しているほか、分散型マルチシグニチャー・コールドウォレットなどを利用してセキュリティレベルを向上させているとのことだ。

フォビ・テクノロジーズのCFOであるリリー・チャン(Lily Zhang)氏は発表で次のようにコメントしている。

「(フォビ・トラストは)香港のコモンロー制度に基づく登録信託会社として、世界をリードする暗号資産信託サービスプロバイダーになることを目指しています。当社は信託・保管サービスで提供する商品を改善し続け、顧客の資産の安全性とセキュリティを常に最優先にしていきます」

参考:Huobi Technology
デザイン:一本寿和
images:iStocks/RAPEEPON-BOONSONGSUWAN・dalebor

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

合わせて読みたい記事

米DTCC子会社DTC、SECからノーアクションレター取得。規制下のトークン化サービス検証へ

米国の金融市場インフラを担うデポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(Depository Trust & Clearing Corporation:DTCC)が、子会社であるデポジトリー・トラスト・カンパニー(Depository Trust Company:DTC)について、米証券取引委員会(SEC)の取引市場部門スタッフからノーアクションレターを取得したと12月11日に発表した

スーパーステートがトークン化株式の直接発行プログラム公開、ソラナとイーサリアムに対応

金融テクノロジー企業のスーパーステート(Superstate)は、イーサリアム(Ethereum)とソラナ(Solana)のブロックチェーン上でトークン化された株式を、米SEC(証券取引委員会)登録の公開企業(上場企業を含む)が直接発行できる新プログラム「ダイレクト・イシュアンス・プログラム(Direct Issuance Programs)」を12月10日に発表した