ピュアデジタル、スタンドチャータード銀行のカストディサービスでのテスト取引に成功

ピュアデジタル、スタンドチャータード銀行のカストディサービスでのテスト取引に成功

ピュア・デジタル(Pure Digital)が自社の取引プラットフォーム上でゾディア・カストディ(Zodia Custody)を介してテスト取引を成功させたことを9月14日に発表した。

ピュア・デジタルはロンドンを拠点とする企業で、機関投資家向けに銀行間のデジタル資産取引プラットフォームの実現を目指している。

ゾディアはスタンダードチャータード銀行と資産管理会社であるノーザントラストによって設立された企業で、機関投資家向けの暗号資産保管ソリューションを提供している。なおゾディアは英国金融行為規制機構(FCA)からの承認も受けている。

ピュア・デジタルとゾディアは、ピュア・デジタルのプラットフォームに銀行グレードの暗号資産カストディサービスを組み込むことを目的として、昨年から共同で開発を行ってきたとのこと。そして今回ゾディアのカストディソリューションを介して取引プラットフォーム上でのライブテスト取引に成功したとのことだ。

ピュア・デジタルのCEOであるローレン・カイリー(Lauren Kiley)氏は以下のようにコメントしている。

「透明性が高く、効率的で、銀行グレードの安全性を持つ銀行間ホールセール市場という、まさに市場が失っていたものを提供することになるため、プラットフォーム上でライブテスト取引を行うことができて非常に興奮しています」

またゾディアのCEOであるマクシム・デ・ギルボン(Maxime De-Guillebon)氏は以下のようにコメントしている。

「機関レベルの要件や基準を満たす洗練された暗号資産市場を発展させるには、カストディアンと市場のコラボレーションが重要です。ゾディアがピュア・デジタルのような取引プラットフォームと提携することで、職務分離と資産の安全性という機関投資家のニーズを満たすエコシステムを構築することができます」

参考:Pure Digital
デザイン:一本寿和
images:iStocks/mizoula・Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

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