東京ハッシュ、暗号資産取引サービス提供開始

東京ハッシュ、暗号資産取引サービス提供開始

東京ハッシュ株式会社が、暗号資産(仮想通貨)取引サービスを開始したことが9月13日分かった。13日午前10時より口座開設申込の受付も開始している。

取り扱い暗号資産の銘柄は、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)となっており、最小注文単位は300万円、最大注文単位は5,000万円となっている。

東京ハッシュのサービスはオンラインで注文するような一般的な暗号資産取引所サービスとは異なり、オペレーターに対し電話で注文などを行う仕組みだ。注文受付は月曜日から金曜日の9時~16時とのこと。

最小注文金額も比較的高額で電話での対応とのことなので、シニア世代富裕層をターゲットにしているのかもしれない。

ただ暗号資産市場は24時間365日動いており、価格のボラティリティも大きい。特に短期の取引にはその価格変動にスピーディーな対応が求められる。取引時間の限られた東京ハッシュのサービスを利用する場合は、その点を留意する必要があるだろう。

なお東京ハッシュは、アジア地域でフィンテックおよびデジタルアセットマネジメント分野の事業展開しているハッシュキー・デジタル・アセット・グループ(HashKey Digital Asset Group)の日本法人だ。 2018年の設立後、暗号資産交換業に関連するサービス提供の準備を進めていた。2020年3月には国内の暗号資産交換業及び暗号資産関連デリバティブ取引業の自主規制団体である日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)に第二種会員として入会し、現在第一種会員となっている。

参考:東京ハッシュ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/berya113

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

ハッシュポート、FosunとRWA分野のジョイントベンチャー設立

HashPort(ハッシュポート)が、香港証券取引所に上場するFosun International Limited:Fosun(フォースンインターナショナルリミテッド)の子会社であるFosun Entertainment Japan:FEJ(フォースンエンターテイメントジャパン)と共同で、ジョイントベンチャー「Fosun Real World Asset:Fosun RWA(フォースンリアルワールドアセット)」を設立した

トークン化ダイヤモンドへの投資が可能に、Oasis ProとAvalanche活用でDiamond Standardがファンド通じて

ダイヤモンド・スタンダード(Diamond Standard)とホライゾン・キネティクス(Horizon Kinetics)が出資するダイヤモンド・スタンダード・ファンド(Diamond Standard Fund)へ投資するトークンが、アバランチ(Avalanche)のCチェーンを通じて、米証券取引委員会(SEC)認可の暗号資産証券取引プラットフォームであるオアシス・プロ・マーケット(Oasis Pro Market)に上場した

【3/28話題】SEC訴訟でコインベースの棄却申し立てを米判事却下、取引延期のエルフトークン明日取引開始へなど

米連邦判事、SEC訴訟に対するコインベースの棄却申し立て却下、ビットフライヤー、取引延期のエルフトークン(ELF)を明日取引開始へ、HSBC、香港で金のトークン化商品を発売へ=報道、イーサリアムL2「ブラスト」上のGameFi「Munchables」、約94億円のエクスプロイト被害、「日本DAO協会」が4月1日設立へ、DAO発展の環境整備へ、東京スター銀行、三井物産のデジタル証券サービス「オルタナ」導入。地域金融機関初のST取扱、SBIや九州電力らの「まちのわ」、金沢大学と「ファン通貨」で被災地復興支援へ、B Dash VenturesとHashed、「Blockchain Leaders Summit Tokyo 2024」7/24に共催へ